表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界の死化粧師  作者: 死化粧P
メモ
8/49

????

総合評価がバクティーリッターを抜きました。

皆様ありがとうございます。


―――でも、感想欲しいです。

 早速カウンターへ行く紅暗。ギルドは宿も兼任している所もある。ただし、Cランク以上でなければ泊まることはできない。ギルド周辺にいる探索者全員を泊めることはできないのは当たり前だが、料金も高いからだ。実質泊まれるお金を持てるのがCランク以上であるために、Cランク以下の探索者を泊めないという決まりはない。




「1人部屋を」




「は~い♪ ごはん、2人?」




「そうです」




「6800ミラ、です」




「はい」




「おつり、200ミラ」




 紅暗は、1人部屋、食事2人分で泊まることにした。1人部屋でも、広いのでベットだけどうにかすれば問題ないのと、人間の時の1人暮らしでの節制によるところであろうか。余り無駄にお金を使いたくないのだ。




「ミラ?」




「これがこの世界のお金よ。紙幣の使い方も物価も、円と余り変わらないからそんなに気にしなくていいわよ」




「ああ」




 ミラという聞き慣れない言葉に、声を上げる義嗣。この世界の通貨紙幣は、日本と同じで、1ミラ、5ミラ、10ミラ、100ミラ、500ミラの硬貨と1000ミラ、5000ミラ、10000ミラの紙幣があることを簡単に説明し、フィージェルから部屋の鍵を受け取る紅暗。




 部屋は、ベッドが一つ、そばにソファー、テーブル等、豪華ではないが、周囲に見られないものがある。だが、それだけを見てベットに座ると義嗣は、重苦しい装備をはずした後、携帯のアラームを設定することにした。どうも、改造した後は、すべての設定が初期化されるらしいことを知らなかったのか義嗣は疲れと早く寝たいのを我慢して、折りたたみの携帯のアラームを設定しなおした。スマートフォンの方はいじくるのもおっくなのかなにもせずに、枕元に置く。




「ふぅ、おやすみ」




「おやすみなさい」




 義嗣に対して紅暗は、体を濡れタオルで拭いている。紅暗が体を拭き終わる時には、義嗣は眠りについていた。




 寝る前の身支度が整った紅暗は、義嗣が熟睡していることを確認してエトファに連絡を取ることにした。早速握ったのは、先ほど銃に変化したカード。




「エトファさん。義嗣さん、眠りましたよ」




『そう。で、名前で呼んでいるってことは、うまくいっているのね』




「いえ、いつまでもあなたじゃ失礼ですよ。従者ですし。で、エトファさん、どうしてこの人に私を宛がったんですか?」




『そうね。紅暗も知っての通り、異世界からこの世界に来れる人は、電車や新幹線、モノレール等の乗り物に乗っていて、自分の住んでいた世界に失望してたり、目標や指針等、大切な何かを見失ってしまった人ね』




「はい」




『義嗣はいろんなものを見失ってるの。そして疲れ切ってるから、義嗣の世界の神達は救いたかったのかも。直接、関係のある上位の神様達に頭を下げてお願いしてたの』




「疲れきっている?」




『どんな原因か分からないけど、魂すら磨耗しているの』




「なっ!」




『このことを知っているのは世界神と一部の上位神だけ。世界神すらお手上げしているの』




「そう、だから私達が...でも、それならエトファさんが適任なんじゃ」




『そうね、私ならなんとかできるかもしれない。―――私が全力全開でいけるなら』




「そ、そんなの駄目です!」




『わかってるよ紅暗。だから貴女に頼むの。私じゃ、無茶してでも、救いたくなっちゃう程、義嗣は素敵すぎるの』




「?一体どこが」




『紅暗、どうして私達が義嗣を担当することができたと思う?』




「そういえばそうですね。職業的にIT関連の神様が担当するのが……?」




『紅暗、忘れてない? 葬祭関連の職業で唯一、安全の為に隠しておかなければならない職業』




「えっ、嘘ですよね」




『嘘じゃないわよ』




「えっ、えっ、えっ、そ、それじゃ、この人、疲れないわけないじゃないですか!!」




『そう、だから、紅暗、ちょっと羨ましいけど、義嗣は私よりも貴女の方が好きみたいなの。だから、頼むわ』




「えっ」




『気付かなかった? 表情には出なかったけど、貴女を見るときは必ず目の焦点をずらしてるの』




「えっ、こんなこと、なんて答えれば」




『もう、大分時間がたったね。そろそろおやすみかな』




「は、はい……。おやすみなさい、エトファさん」




『おやすみ』




□□□□□□□□□□□□□□□□□

名前:宮下義嗣


レベル:1

職業:探索者

職種:民俗学


信仰神:葬祭の神

クラス:クシャトリア

称号:神を従えし者



筋力:7

体力:7

速度:100

魔力:100

知力:45

器用:45

精神:20

運勢:40


特技:

混乱上昇、記憶力低下、コミュニケーション能力低下、プログラミング、思考力低下


特記事項:

紅暗がそばにいることにより、全てのマイナススキルを緩和する。



現金:なし


アイテム袋:


■前の世界の持ち物

ビジネスバッグ、仕事用のノートと書類、クリアフォルダ、うがい薬入り喉飴、栄養剤、風邪薬、コムラガエリ用(足つった時)薬、洗顔シート、筆記用具、煙草、ライター、胃薬、折りたたみ傘、iP○d、コート(ナイロン製薄くて安いものと、取り外し可能な2枚重ねのコードで高いやつの2着)、スーツ、マフラー、眼鏡、着替え。


■異世界の持ち物

宝石、携帯食料、飲み物、銃弾


折りたたみ携帯の転送登録:

スーツ、宝石、携帯食料、飲み物、栄養剤、銃弾



装備:


武器:折りたたみ式携帯、日本刀(チタン等の合成金属製)、ハンドガン(12発装填)

胴体:防弾刃ジャケット(黒)

足:グラスファイバー製プロテクター(黒)

腕:グラスファイバー製プロテクター(黒)


アクセサリー:時計、眼鏡



□□□□□□□□□□□□□□□□□


早くダンジョンに! とは思うのですが、まだ先になりそうです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ