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異世界の死化粧師  作者: 死化粧P
メモ
7/49

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「噂をすれば、来たわね」




「それじゃ、私は邪魔になるだろうから帰るね。「バイバイ」」




「?!」




 説明がある程度終わった後に、誰かが来たのか颯爽と持ち場に戻るフィージェル。頼むから突然少女になるのはやめてほしい。心臓に悪いと義嗣は胸に手を当てて思った。




「どれ、誰が義嗣の従者かのっ……」




「?」




 変な所で言葉を止めたサエを不思議に思いつつも、同じ方向を見ると2人の美人がいた。一人は腰まで届くストレートの金髪、赤瞳、長身でスタイルは出るところは出て引っ込むところは引っ込んでるナイスな体の持ち主で、ミニスカートに袖なしのジャケット、ブーツとニーソックス、そしてマント。白いマント以外は黒で統一している。対してもう一人は、金髪の女性よりもスタイルは良くないが、体はきちっと引き締まっている。肩までのショート、色は染めないと見かけないオレンジ。身長は金髪の女性が170cmを超えるなら彼女は大体160cm後半位だろう。服装は金髪の女性と正反対の白ベースで、マントは無く、スカートではなくてスパッツに近いものをはいている。義嗣はテレビでしか見たことないような美女を目にしたとたんに、すぐ視線を落として出されていたお茶のようなものを飲む。




 二人は、サエを見ると直ぐにサエのいるほうに向かおうとした。




「キャっ」




 金髪の方の女性が、すぐそばで酒を飲んでいた探索者の1人に酒を掛けられて服が濡れた。




「おっとすまねー。ほら早く乾かさないと」




「止めてください」




「服がシミになるから早く脱げや」




 目をつけられたのか、服を乾かすついでに彼女を脱がすことが目的らしい。




「エトファさん! ―――動くな」




 もう1人の女性がいち早く気付くと、カードのようなものを取り出し、それが直ぐに銃に変わった。




「貴様、今すぐここから去れ」




「何だ嬢ちゃん、お前さんも―――「死にたいのアンタ」」




「ちょっと待て「うるさいわよ」」




「わかったよ」




「ちゃんと飲み代と服の弁償代出しなさい」




「ふんっ、これでいいんだろ、これでったく」




「紅暗、そんな強引に解決しなくても」




 金髪の美女、エトファはもう1人の美女、紅暗に言う。




「これぐらい強く言っとかないと変な男がうろついてしまいます! それより、今日は何でギルドなんかに来たんですか?」




「それはね。えぇ~と、実はちょっと本人に直接会って話がしたくて」




「それで、どんな男性ですか?」




「えっ、何で男の人だってわかったの?」




「勘です」




「じゃ、会ってみようか。えっと、よしつぐぅ~、何処?」




「ここじゃよ、葬祭の神様」




「サエさん、お久しぶりです」




「元気でしたか?」




「元気じゃて、それより、私は帰るから義嗣をよろしくな」




「はい」









■■■■■■■■■■







「はじめまして、エトファ・エクシズです。葬祭の神をやらせていただいてます」




「どうも、宮下義嗣です」




「私はエトファさんの弟子で、走星紅暗です」




「義嗣には、シュードラのクラスの女性を従者に指名しようと思ったんですが、基準を満たす人がいなかったので異例ですが紅暗に従者をやってもらおうと思いまして」




「そうなんですか? 別にかまいませんが」




「えっと、よろしくお願いします」




『~♪』




『紅暗が従者になった』




 義嗣の頭の中で何やら効果音のようなものが鳴り響き、従者になったことが伝えられたためカードを確認する。すると、称号が貰えている。神を従えし者ということだが、紅暗は神なのだろうかと顔を窺う。





「どうしたの?」




「称号に神を従えし者ってあるから、紅暗は神様なの?」




「そうよ。ただし、何の神になるかはまだ決めてないから力はそんなにないけど」




「そうなんだ。でも、称号のおかげで、マイナススキルが緩和されてるみたいだから凄いと思うけど」




「まあ、そんなところで、あなたも疲れたでしょ、今日はもう休んだ方がいいわ」




「ああ。宿取って寝るわ……すまん、金貸してくれ」




「それじゃ、私も休むわ。えっと、義嗣だっけ、一緒に寝る?」




「ああ」




「じゃ、エトファさん。これからがんばりますね」




「うん。大変だろうけど頑張ってね」




□□□□□□□□□□□□□□□□□

名前:宮下義嗣


レベル:1

職業:探索者

職種:民俗学


信仰神:葬祭の神

クラス:クシャトリア

称号:神を従えし者



筋力:7

体力:7

速度:100

魔力:100

知力:45

器用:45

精神:20

運勢:40


特技:

混乱上昇、記憶力低下、コミュニケーション能力低下、プログラミング、思考力低下


特記事項:

紅暗がそばにいることにより、全てのマイナススキルを緩和する。



現金:なし


アイテム袋:


■前の世界の持ち物

ビジネスバッグ、仕事用のノートと書類、クリアフォルダ、うがい薬入り喉飴、栄養剤、風邪薬、コムラガエリ用(足つった時)薬、洗顔シート、筆記用具、煙草、ライター、胃薬、折りたたみ傘、iP○d、コート(ナイロン製薄くて安いものと、取り外し可能な2枚重ねのコードで高いやつの2着)、スーツ、マフラー、眼鏡、着替え。


■異世界の持ち物

宝石、携帯食料、飲み物、銃弾


折りたたみ携帯の転送登録:

スーツ、宝石、携帯食料、飲み物、栄養剤、銃弾



装備:


武器:折りたたみ式携帯、日本刀(チタン等の合成金属製)、ハンドガン(12発装填)

胴体:防弾刃ジャケット(黒)

足:グラスファイバー製プロテクター(黒)

腕:グラスファイバー製プロテクター(黒)


アクセサリー:時計、眼鏡



□□□□□□□□□□□□□□□□□


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