第20話~優しい嘘~
初の感想が来た。嬉しい。指摘の通り01~05まで設定など作ってみました。
『高レベルモンスター接近中』
フォンチェンジャーの機能のエマージェンシーソナー、俺は、自分のレベルよりも20以上離れている場合に警告を発声するように設定している。
あの女の子達の前でその警告が出なかったのは何故だろう。
まさか、モンスターは2匹いるとかないよな。
モンスターカタログを参照する。
『アークナイト、レベル20~レベル180。棺の鎧に剣を持つ魔法剣士。その剣も魔法も上級であるが、独自の魔法か技で、自身のレベルを誤認させるので、ソナーの機能に引っかからない場合が多い』
「なっ、何でこんな奴がここにいるんだよ! 少年!」
「はい」
「どうやらあいつはレベルが180だ」
「えっ」
「勝てるわけないじゃない。どうすれば……」
「戦うしかないだろうな……もうすぐ捕まる」
「どうやって……」
「10分、いや、30分経っても俺達が帰ってこなかったら、俺のギルドカードが光って、君達は教会に転送される。
「えっ、それならみんなで戻れるんじゃ……」
「……だったら良かったんだけどな」
「えっ?」
「それの本来の条件、死んだ俺を教会に転送するだ。だから、俺が死んだ時にそのギルドカードを持っていれば、若い女の子2人位なら重さも誤魔化せるからできる荒業だよ。見た目よりは体重があったのと、一人が血を流して体重落ちたからだなんとか二人で俺の体重になってるし」
「どうやってそんなの調べたのよ!」
「……いい男には謎がつきものだ」
「………」
転送されるってのが嘘だってばれたか、俺は顔に出やすいし、ありえる。
『アークナイト接近中、推定レベル50』
「行くぞ、少年。変身」
女の子達は、それぞれ二人のギルドカードを見た。そのうちの1人、魔法使いのラシアは、義嗣のギルドカードを見る。
「えっ、今のクイーンって、……嘘」
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名前:宮下義嗣
レベル:100
職業:異世界の死化粧師
職種:葬祭サービス
信仰神:葬祭の神
クラス:クシャトリア
称号:信愛の騎士
所属ギルド :バックロード
ギルド種別 :ダイヤ
ギルドランク:QUEEN
筋力:3
体力:4
速度:7
魔力:7
知力:6
器用:6
精神:7
運勢:5
霊力:3
超能力:3
称号特性:遺族、ご遺体の信愛度が高ければ、高いほど、そのご遺体の能力を受け継ぐことができる
???
???
???
クラス特性:
教会からの依頼を選んで受注できる。
祝福:葬祭の神愛、神々の愛、人々の愛
特技:
混乱上昇、記憶力低下、コミュニケーション能力低下、気力低下、二重人格、「霊力、超能力使用不可」
特記事項:
職業はSEだが、不況の影響で運用オペレーターをやっていた。
特殊基本能力:
霊力、超能力
ギルドランク特性:
射撃能力上昇、腕力上昇、脚力上昇、火炎魔法強化、幻想魔法強化、魔力吸収能力、略奪能力、暗視能力
使用魔法:
加速魔法、強化魔法、幻術魔法、飛行魔法、火炎魔法、特殊魔法
魔法カード:
METAL(銃に強化魔法をかける)
PANCH(パンチの威力強化)
KICK(キックの威力強化)
TRICK(幻術系分身魔法)
FIRE(炎魔法攻撃)
CHARGE(魔法カードの魔力を補充)
FLY(飛行魔法)
CHANGE(登録しているカードの中で、プログラムされたパターンからその場で所持している最適な魔法カードになる)
NASTY(不快な音波を発生させる)
ACCEL(瞬間的に加速する)
残り3枚ブランクカード
装備
武器:フォンチェンジャー、シャドウバイザー(楯がシャドウシールド、剣がシャドウソード)
装備特性:
全耐性
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