第03話~携帯を改造しよう~
自分の世界のものが繁栄されたのか、見た目は携帯ショップな店に着いた。
「メニューを選択して、現金と携帯を入れれば、ものにもよるが、2時間くらいで作業は終わるぞ」
「へぇ、便利ですね」
『いらっしゃいませ』
自動音声が迎えてくれた。やっぱりどこでも商売するところは、女性の声を使うのだろうか。
『改造する前に、メール、画像、電話帳等のデータは別に保管してください。改造によりデータを紛失した場合は、保障いたしません』
「はい」
俺は、予備のmicrosdカードにデータを保存した。メールは過去5年以上を機種変更後も累積させていたので随分な容量になっていてデータコピーに時間がかかった。
『あなたの携帯をスキャンします。スキャンには数十分かかるので、それまで改造した携帯のサンプルを使用して見てください』
「へぇ、じゃ、いじくってみるか」
俺は、直ぐ側に置いてあったサンプル携帯を見て………
「懐かしいな……これ本物か?」
仮面ライダーと、スーパー戦隊の変身携帯が並んでいた。
「へぇ、原作とは違って、ドライバーは転送されてくるのか、便利だな」
仮面ライダーの中でギリシャ文字を多様しているシリーズのライダーの携帯、確かこうだっけ。
『standing by』
「変身」
携帯を電波を探すように上に高く上げて、ドライバーに突き刺す感じ。
『complete』
「この赤のフォトンブラット、変身成功」
そう言えば、詳しく分かんなかったけど、これの銃の機能って3種類もあったんだと、待ち受け画面のコード表を見ながら思った。
「まず、103」
『シングルモード』
『ここでの一部武装の使用は、禁止しております』
「106」
『バーストモード』
『ここでの一部武装の使用は、禁止しております』
「279」
『チャージ』
『ここでの一部武装の使用は、禁止しております』
「音声で大体の機能が分かったか。待てよ、確か、エッジはどうするんだ?」
俺はよくある、パソコン等の展示品の下にあるスペック等のチラシを探す。
「あった。……エッジは別売りか。って5万か、安っ、……他には、これとこれがいいな」
冷静になると恥ずかしいが、逝くぞ。
「一筆奏上」
とりあえず逆に描くのを忘れて普通に書いてしまったが、問題ないみたいだ。
「じゃ、次、スタートアップ」
これも問題ない。
「冒険しようぜ!」
恥ずい。
「後数種類あるけど、まあいいや、年のせいか、呪文なのか全然見てなかった魔法戦隊とか、亜種とか、覚えきれないし、使い勝手悪そうだし、値段これ以外は高いし」
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所持金 :26万8千円
引落金額 :256万4千円
合計 :283万2千円
持ち物:
ビジネスバッグ、仕事用のノートと書類、クリアフォルダ、うがい薬入り喉飴、栄養剤、風邪薬、コムラガエリ用(足つった時)薬、洗顔シート、筆記用具、煙草、ライター、胃薬、折りたたみ傘、タイマー機能だけ使っている折りたたみ式携帯電話、スマートフォン、iP○d。
着ている服:スーツ、コート(ナイロン製薄くて安いものと、取り外し可能な2枚重ねのコードで高いやつの2着)、マフラー。
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