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異世界の死化粧師  作者: 死化粧P
メモ
21/49

第21話~プロポーズ~

閃きました。踊れドクターならぬ踊れエンバーマー、、、死者の前で踊れと?

 少し肩が冷えるが、温かい何かを抱いているので、二度寝したい気分の義嗣。




「あっ」




「?」




 何の音だと目を開くと、目の前には肌色をした何かがある。




 少し、視界を確保するために後ろに下がる。そこには、エレメンツ学園で初めて会話したウーリーがいて、義嗣は反射で挨拶した。




「おはよう」




「おはようございます」




「あと、ありがとう。暖かくて安心して眠れた」




「どういたしまして、それで、お願いしたいことがあります」




「何?!」




「そ、そんなに驚かなくても」




「ごめん」




「ふふっ、かわいい」




「ははっ、それで、お願いって?」




「明後日のバックロードで開催する武道大会に一緒に出てほしいのと、後もう1つは...」




「?」




「武道大会が終わったら教えます」




「わかった。いいよ。じゃ、さっさと着替えて学園に行くか」











■■■■■■■■■■









 教室に入る義嗣。




「おはよう」




「「おはようございます」」




「今日は何にしよう」




「プログラミングの勉強以外がいいです」




「そうだな、俺も毎日プログラミングばっかりだとうつ病になる」




「………うつ病? 精神内科、医者」




 何かを考え出した義嗣。顎に手を当てている。




「先生?」




「待て、もう少しで決まりそうだ」




「医者、迷宮、救命救急、魔法、いや、魔法は置いておけ、あのバイトなら精神異常を起こす奴も体に異常を起こす奴もいるだろう、だが、生徒が使い物にならなくなる可能性が高いな」




「そうだな、書面でなんとかなるな、待て、そもそも何で俺が教師何てやっている?」




 授業のことを考えていたはずなのに、違うことを考え始めている。そもその何で人に物を教えることが苦手なのに、教師をやっているのだろうかという考えに至ってしまった義嗣。そこからさらに授業のことから離れ始める。




「先生決まった?」




「そういえば、生徒が失踪したという話は聞かないが、生徒の数が少ない気がする」




 生徒の声が聞こえていない義嗣を奇妙に思う生徒達。




「なぁ、何だと思う?」




「俺は、このまま授業か終わると思う」




「じゃ、決まる方に500ミラ」




 次第に賭けごとに発展している。




「まてよ、そもそも書類に書かれているのを認識できない状況にあるなら、考えられなくもないが、こうも巨大な学園の生徒や教師を巻き込む大規模な事をどうやって行う?」




「いや、以外と放課後に補習だったり」




「あ~、もういいや、めんどくさい」




「この中で治療学科は何人いる? 手を上げろ」




「はい」




「五人か? 残りは10人程度か、君たちがどれくらい知識を持っているのか試させてもらう。探索者が陥る病気を少なくとも50は上げてみろ」




「ご、ごじゅう!」




「私が知っているのがそれくらいだよ」




「先生! 探索者に限定してもそこまであるんですか?」




「さっさと言え! 因みに、俺の住んでいた所なら、発見されてない病気も含め5千億の病気があると言われている」




「え、貧血?」




「それは、女性が成りやすい症状だ」




「感染症」




「感染症の種類は?」




「えっ」




「次」




「……」




「はぁ? 治療学科なのにこのレベルか、しかも、君ら二年やってるのに」




「そういう、先生はどうなのですか?」




「まず、初心者に多いのが緊張による腹痛、急性胃潰瘍、吐き気、過呼吸、パニック系幻覚障害、PTSD、戦闘で受けた傷による感染症、迷宮によっては、酸欠、二酸化炭素、窒素中毒等の天然ガスによる症状、脳の位置が下がり、神経を圧迫するキアリ奇型、脳内出血による意識混濁、頭部に損傷を受けた際に起こる症状だ。」




「凄い」




「最後に言ったのは稀な症状だけど、大体は基本的に民間療法で対処可能だ。因みに俺は勉強しとらんから知らん」




「民間療法?」




「誰でも知っていて、治せるって事だ、俺の住んでいた世界ではな」




「治療の魔法さえ覚えておけば大丈夫です」




「そこまで低レベルだとは、というか、全体的に教えてることが幼稚過ぎる!」




「幼稚って、この学園って最高峰の教育機関だろ?」




「先生にそこまで言わせるって」




「何か疲れたわ、次の授業はギルドの依頼をやる、詳細は面倒だから説明しないが、その契約書にサインした奴だけだな。やれるのは」




「そんじゃ、後は自習」




「どうした? ウーリー」




「先生、ギルドカード、交換してください」




「へ?」




「うわ、ウーリーさん大胆」




「学園で、しかも、沢山のクラスメイトの前でなんて」




「?」




「交換?」




「そうでした。先生は異世界から来たんでしたね」




「へ?」




「探索者で、男女がギルドカードを交換ていうのは、全てをその人に委ねるって意味で、結婚してくださいっていう、プ、プロポーズなんです」




「そうなの?」




「はい、交換してくれますか?」




「いいよ」




「ゲンパーさん、おめでとう」




「おめでとう!」




「何かあっさりと結婚が決まってるけど、おめでとう」















□□□□□□□□□□□□□□□□□

名前:宮下義嗣


レベル:10

職業:学校教師

職種:公務員


信仰神:葬祭の神、教育の神

クラス:クシャトリア

称号:神を従えし者、教会所持者


ギルドランク:F


筋力:50

体力:50

速度:500

魔力:500

知力:500

器用:500

精神:100

運勢:100


特技:

混乱上昇、記憶力低下、コミュニケーション能力低下、プログラミング、思考力低下、無詠唱(銃弾付加魔法限定)


特記事項:

紅暗がそばにいることにより、全てのマイナススキルを緩和する。


魔法:

火炎付加(炎を銃弾に付加する)

氷結付加(氷を銃弾に付加する)

弾速強化(風魔法により弾速を上げる)

弾道変更(風魔法により弾道を20度位まで変更できる)


ファイヤーストリーム(イメージ:高回転するプロペラから排出され、相手に銃弾のように高速で向かう炎の竜巻)



魔法カード:

TORNADO(風魔法攻撃)

FIRE(炎魔法攻撃)



現金:150万ミラ


アイテム袋:


■前の世界の持ち物

ビジネスバッグ、仕事用のノートと書類、クリアフォルダ、うがい薬入り喉飴、栄養剤、風邪薬、コムラガエリ用(足つった時)薬、洗顔シート、筆記用具、煙草、ライター、胃薬、折りたたみ傘、iP○d、コート(ナイロン製薄くて安いものと、取り外し可能な2枚重ねのコードで高いやつの2着)、スーツ、マフラー、着替え。


■異世界の持ち物

宝石、携帯食料、飲み物、銃弾


ラストフォンの転送登録:

スーツ、宝石、携帯食料、飲み物、栄養剤、銃弾



装備:


武器:ラストフォン、日本刀(チタン等の合成金属製)、ハンドガン(12発装填)、ラストブラスター(サエの形見)

胴体:防弾刃ジャケット(黒)

足:グラスファイバー製プロテクター(黒)

腕:グラスファイバー製プロテクター(黒)


アクセサリー:時計、眼鏡、ラストアブゾーバー



□□□□□□□□□□□□□□□□□


□□□□□□□□□□□□□□□□□

■ 裏             ■

□□□□□□□□□□□□□□□□□

名前:宮下義嗣


レベル:300

職業:エンバーマー

職種:葬祭サービス




信仰神:葬祭の神

クラス:信愛の騎士

称号:神を従えし者、教会所持者、




筋力:219

体力:3011

速度:5190

魔力:4610

知力:8085

器用:8090

精神:6040

運勢:5043


特技:

混乱上昇、記憶力低下、コミュニケーション能力低下、プログラミング、思考力低下、無詠唱

精密精確射撃(ピンホールショット、ワンホールショット等)


特記事項:

紅暗がそばにいることにより、全てのマイナススキルを緩和する。

サヤの装備と義嗣の装備の融合装備、ラスト系装備を揃えることにより耐性が備わる効果はそのまま。さらに、耐性が付加された。


電撃・水・氷結・衝撃・火炎等の元素攻撃の無効。精神攻撃、呪殺無効。


魔法:

元素攻撃魔法の全て



魔法カード:


TORNADO(風魔法攻撃)

METAL(銃に強化魔法をかける)

PANCH(パンチの威力強化)

KICK(キックの威力強化)

TRICK(幻術系分身魔法)

FIRE(炎魔法攻撃)

CHARGE(魔法カードの魔力を補充)

FLY(飛行魔法)

CHANGE(登録しているカードの中で、プログラムされたパターンからその場で所持している最適な魔法カードになる)

NASTY(不快な音波を発生させる)

ACCEL(瞬間的に加速する)

残り2枚ブランクカード



装備:


武器:折りたたみ式携帯『ラストフォン』、スマートフォン『ラストアブゾーバー』、融合銃『クライムブラスター』、日本刀(チタン等の合成金属製)

胴体:融合ジャケット『クライムジャケット』

腕:融合小手『クライムフォアアーム』

足:融合具足『クライムアーマー』


□□□□□□□□□□□□□□□□□





□□□□□□□□□□□□□□□□□

魔法


名前:ウーリー・ゲンパー


レベル:48

職業:エレメンツ学園生徒

職種:学生


信仰神:葬祭の神、幻想の神、時計の神、総合診療の神、医療機器の神


クラス:魔法騎士


称号:弓神、GM


ギルドランク:A


筋力:400

体力:700

速度:2100

魔力:8000

知力:16000

器用:8000

精神:5000

運勢:100


特技:

総合診療(いち早く、病状を判断でき、応急治療ができる)

時計作り(時計を作る時に補正がかかる)

心音調整(全身に送る血液、酸素等の量を調節する。ただし、速度を上げれば、寿命は縮む)



特記事項:

人工心臓に送られて来る魔力と自信の魔力が反発するので長時間使用する魔法、結界等は使用できない。また、結界等の場所に長時間いるのも危険である。

それに加え、このバックロードから出ることは死を意味する。



魔法:

無属性、雷属性、水属性の攻撃魔法、戦闘補助魔法等


魔法カード:


THUNDER(雷撃)

MAGNET(磁力で武器を引きつける)

NERVE ACCEL(神経加速、反応速度の上昇)

BLIZZARD(吹雪)

DEFENCEGAIN(他人に防御力を付与する)

STRIKE(武器に貫通力を付与する)

VIBRATION(武器を振動させる)

PHYSICALCARE(精神を回復する)

HAKEN(斬撃を飛ばす)

BURST(自身の魔力をカードの効果に上乗せする)

VANITY(化粧道具一式を入れているカード)

GM(医療道具一式を入れているカード)

FORM UP(装備一式を入れているカード)



現金:80億ミラ(装備一式に含まれる為、普段はカードの中)


アイテム袋:

持っていません。


装備:


武器:愛華(弓でありダブルソードである。弓のリム部分が刃の形状をしていて、魔法カードを使用できる専用武器)

胴体:防弾刃ジャケット+(白 義嗣とは違い魔法で強化されている)

足:グラスファイバー製プロテクター+(白 義嗣とは違い魔法で強化されている)

腕:グラスファイバー製プロテクター+(白 義嗣とは違い魔法で強化されている)


□□□□□□□□□□□□□□□□□



プロポーズ(ギルドカード)を受け取った義嗣、カードの中を見ると……


あした、も~しきみぃがぁ~、こ~われてぇも……な状態

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