表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界の死化粧師  作者: 死化粧P
メモ
16/49

第16話~魔法カード~

 1週間連続勤務、最後の方は体がふらふらしながらも働いていました。



78時間、でも、起きている時間もプラスすると130時間って……




よく生きてたな俺。





【依頼内容】




『バックロードのエレメンツ学園にて多発する学生の失踪について調査し、解決せよ。尚、調査方法は別途。 報酬800万ミラ 前金20万ミラ』




「神隠しだろ? これ」




「神隠しですか? ここには、隠し神はいませんよ」




「そうなの?」




「はい」




「じゃ、可能性の一つはこれで消えたね」




 義嗣の頭の中に浮かぶ失踪者の失踪の原因は、「隠し神」「家庭事情」「臓器移植」「学校を使った組織的実験」の4つ。これ以外も可能性はあるが、もっとも起きてはいけないものがこの4つだ。この4つは個人ではどうしても関与しづらいことと、この中の2つ「学校を使った組織的実験」「隠し神」は、ある程度資質が問われる事態になりかねないので遠慮したい事項である。




「そうだっ、これあげる」




 そう言って、キングが義嗣に渡したのは、1枚の鎖の描かれたカード。




「何これ?」




「キングは随分と豪華なものを支給しますね。これ、1枚500万ミラです」




「うえっ、こんなので500万かよ」




「魔法カードだよ。専用武器にスラッシュリードすることで魔法が使えるんだ」




「そんな武器ないぞ」




「あっ、そうか。どうしよう?」




「そうですね。武器はカードよりも高くて1億ミラが普通ですからね」




「1億?!」




「武器については大丈夫ですよ。サエさんの武器は専用武器ですから」




「えっ、クイーンの武器持ってるの?」




 キングは驚いている。実は、サエが死んだ時には、専用武器を持っていなかったのだ。普段が戦いから遠ざかっていたせいもあって、常時持ち歩くことも無くなったのだろうと思っていたが、自宅にもなかったことを不思議に思っていたところだ。それを義嗣が持っていたと分かったのはいいことだが―――。




「ラストブラスターの、魔法機能は本人以外は使えないよ」




 ラストブラスターは、認証機能が付いていて、サエ以外は魔法カードを使えないようになっているはずなのだ。




「へっそうなの?」




 ラストブラスターの討論を繰り返すキングと紅暗に挟まれて、居心地はあまり良くない義嗣は、なま返事をしながら話を聞く。




「大丈夫です。サエさんは死ぬ前に義嗣に認証設定を変更してましたから。魔法も問題なく使えるでしょう。ただ、」




「ただ?」




 そう言って、紅暗は魔法カードを取り出す。13枚のカード、それは、サエが探索者であった時に使っていたものだった。




「もともとクイーンが使っていたカードは、そのまま使うことができないかもしれません」




「そうだねっ、クイーンは魔法カード使うの上手かったし」




「っで、これはどう使うのさ?」





「えっと、あはっ♪ 暫く作ってないから忘れたよ」




「紅暗」




「それでは、練習場に移動しましょう。魔法カードに魔法を登録した後は、試す為の広い場所が欲しいですから」




「はい」




「まず、この魔法カードに込める魔法を選択します。」




「ファイヤーストリームでいいか?」




「いきなり融合系魔法は止めておいた方がいいと思います。そうですね、キングは雷系、サエさんは炎系、ジャックは水系でしたね。私は無属性ですし、風系の魔法でいいと思いますよ」




「だとすると、ファイヤーストリームの炎を無くした、トルネードでいいか」




「そうですね。では、魔法カードを持ってトルネードを放ってください」




「はい」




 義嗣は、目の前でトルネードを放つ。その威力に、空を飛んでいた鳥が巻き込まれた以外ま問題はなかった。




「鳥、生きてるかな。……まあいいや」




「これで、トルネードが魔法カードに登録されました。」




 カードには鎖の絵柄の前に鳥が描かれていた。どうも、さっき巻き込まれた鳥に似ているような気がするのは気のせいだろうかと義嗣は思いながらも次に進む。




「では、トルネードのカードに魔力を込めてください。さっき放ったトルネードの2回分位でいいと思います」




「込めたよ。これで出来上がり?」




「はい、そうです」




「じゃ、早く試して!」




 義嗣は、カードをラストブラスターの銃身近くにあるリーダーにスラッシュリードさせる。その後、銃弾を放った。




「凄いね。クイーンとおんなじことになってる」




「同じことって?」




「地面が風の威力で抉れていることだと思います。サエさんの場合は、炎なので、地面の草達が焼かれてしまいますので」




「へぇ」




□□□□□□□□□□□□□□□□□

名前:宮下義嗣


レベル:4

職業:探索者

職種:民俗学


信仰神:葬祭の神

クラス:クシャトリア

称号:神を従えし者、教会所持者


ギルドランク:F


筋力:19

体力:11

速度:190

魔力:210

知力:80

器用:90

精神:40

運勢:43


特技:

混乱上昇、記憶力低下、コミュニケーション能力低下、プログラミング、思考力低下、無詠唱(銃弾付加魔法限定)


特記事項:

紅暗がそばにいることにより、全てのマイナススキルを緩和する。


魔法:

火炎付加(炎を銃弾に付加する)

氷結付加(氷を銃弾に付加する)

弾速強化(風魔法により弾速を上げる)

弾道変更(風魔法により弾道を20度位まで変更できる)


ファイヤーストリーム(イメージ:高回転するプロペラから排出され、相手に銃弾のように高速で向かう炎の竜巻)



魔法カード:

トルネード




現金:150万ミラ


アイテム袋:


■前の世界の持ち物

ビジネスバッグ、仕事用のノートと書類、クリアフォルダ、うがい薬入り喉飴、栄養剤、風邪薬、コムラガエリ用(足つった時)薬、洗顔シート、筆記用具、煙草、ライター、胃薬、折りたたみ傘、iP○d、コート(ナイロン製薄くて安いものと、取り外し可能な2枚重ねのコードで高いやつの2着)、スーツ、マフラー、着替え。


■異世界の持ち物

宝石、携帯食料、飲み物、銃弾


ラストフォンの転送登録:

スーツ、宝石、携帯食料、飲み物、栄養剤、銃弾



装備:


武器:ラストフォン、日本刀(チタン等の合成金属製)、ハンドガン(12発装填)、ラストブラスター(サエの形見)

胴体:防弾刃ジャケット(黒)

足:グラスファイバー製プロテクター(黒)

腕:グラスファイバー製プロテクター(黒)


アクセサリー:時計、眼鏡、ラストアブゾーバー



□□□□□□□□□□□□□□□□□


□□□□□□□□□□□□□□□□□

■ 裏             ■

□□□□□□□□□□□□□□□□□

名前:宮下義嗣


レベル:300

職業:エンバーマー

職種:葬祭サービス




信仰神:葬祭の神

クラス:信愛の騎士

称号:神を従えし者、教会所持者、




筋力:19+200(219)

体力:11+3000(3011)

速度:190+5000(5190)

魔力:210+4600(4610)

知力:80+8000(8085)

器用:90+8000(8090)

精神:40+6000(6040)

運勢:43+5000(5043)


特技:

混乱上昇、記憶力低下、コミュニケーション能力低下、プログラミング、思考力低下、無詠唱

精密精確射撃(ピンホールショット、ワンホールショット等)


特記事項:

紅暗がそばにいることにより、全てのマイナススキルを緩和する。

サヤの装備と義嗣の装備の融合装備、ラスト系装備を揃えることにより耐性が備わる効果はそのまま。さらに、耐性が付加された。


電撃・水・氷結・衝撃・火炎等の元素攻撃の無効。精神攻撃、呪殺無効。


魔法:

元素攻撃魔法の全て



魔法カード:


TORNADO(風魔法攻撃)

METAL(銃に強化魔法をかける)

PANCH(パンチの威力強化)

KICK(キックの威力強化)

TRICK(幻術系分身魔法)

FIRE(炎魔法攻撃)

CHARGE(魔法カードの魔力を補充)

FLY(飛行魔法)

CHANGE(登録しているカードの中で、プログラムされたパターンからその場で所持している最適な魔法カードになる)

NASTY(不快な音波を発生させる)

ACCEL(瞬間的に加速する)

残り2枚ブランクカード



装備:


武器:折りたたみ式携帯『ラストフォン』、スマートフォン『ラストアブゾーバー』、融合銃『クライムブラスター』、日本刀(チタン等の合成金属製)

胴体:融合ジャケット『クライムジャケット』

腕:融合小手『クライムフォアアーム』

足:融合具足『クライムアーマー』


□□□□□□□□□□□□□□□□□









オレノカラダハボロボロダー

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ