明日やろうと言っていたら1000年経ってた
「掃除しなさーい」
「明日やるー」
人生で一度は行ったことがあるであろう「明日やろう」。でもこの少年には呪いがかかっていたのだ。そう掃除をしないと死ねない(不老不死)呪いだ。その少年は極度のめんどくさがりであり掃除なんてしない。これはその少年の物語である。
二日目
「掃除しなさーい」
「明日やるー」
ったく掃除なんてめんどくせぇ、するわけないだろ。
三日目
「そろそろ掃除しなさーい」
「だから明日やるって!」
うん。そうだ、明日やる。
5日目
「掃除しなさいよー」
「うんー。明日やるー」
......明日やるって言ってから4日たったなそろそろやるか。
10日目
「そろそろ掃除したら?」
「明日やるから」
結局やってない。まあ明日の自分がやってくれるだろう。
30日目
「本当に掃除しなさいよ」
「明日マジでやるから」
まあ別にすることもないんだが、掃除は地味にだるいまあ明日やるでしょ。
182日目
「」
「」
もう掃除しろと言われなくなってきた。まあ半年も掃除してないからな。そろそろやるか、今日は遅いし明日やろう。
365日目
あれから1年が経った。てかこの部屋きたねぇな、汚したの誰だよ...っ俺か。掃除するか?......いや今日は雨だから明日やろう。
10年後
朝起きたら誰もいなくなっていた。手紙を残して家を出たようだ。手紙にはこう書いてある。
「働け。そして掃除しろ」
確かにこの家くっせぇもんな。働くか。今日は忙しくなりそうだから明日やる。
20年後
掃除をする意味という本を出したら全世界で100億本売れたので家を買いました。ちなみに今の家が4軒目。掃除はするのかって?家4軒分のゴミなんて掃除できるわけないだろ。まあ気が向いたらやるよ
100年後
どうやら家族が寿命で亡くなったらしい。遺書にはこう書いてあった。
「働いたりするやる気はあるんだから掃除しろ。」
うーん。でももうあとに引けない。今で家は13軒目。そろそろ金が尽きてきた。掃除しないと家増えていくな。うん、明日やる。今日はもう寝る。
200年後
俺なんで生きてんの?普通に謎なんだが。あと金が尽きたから俺が掃除をしない理由という本を出したら世界で2000億本売れたので島を買った。掃除しろって?こんな量できるわけがない。普通にだるい。まあ800年後くらいにはやってるでしょ。
500年後
なんかもう世界が変わってきた。自然とかない。普通にロボットが歩いてるし。掃除?ここまで来たらもう無理だろ。
900年後
うん、掃除しよう。暇すぎる。もう少子高齢化が進みすぎて今やロボットしかいない。おれは島に住んでるが誰も話し相手がいない。まずは最初の家からだな。
ふぅ、まあこんぐらいだったら1週間で終わるわな。
この調子で行くぞ。
950年後
やっと半分くらいか。ずっと掃除している。意外とたのしいもんだ。続きは明日やろう
999年後
どうしてこうなった。あの日明日やると決めたときから明日やるが続いてしまった。もうこの世界を燃やそう。
1000年後
世界は燃やされた。
ふぅ、掃除完了!いやーあの頃から約1000年!長いようで短い時間だった。ゔっ、なんだこの感覚は、まるで今までの疲労が一気に来たような。体が重い。いやまあ普通に考えて1000年生きてるほうがおかしいか。生きてる間に掃除できてよかった。
俺は1000歳でしんだ。
みんなもこうならないようにね。




