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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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宇宙の中心でテロだと叫ぶ

作者: キリスト

西暦3万年現在、教科書にどこまで歴史を載せるか連日話し合いが続いた。


西暦10万年現在、人類はほとんどの歴史を忘れた。


西暦35万年現在、科学に解らないことが何一つなくなった。


元日、世界一の美女に選ばれた女優が姿見に尋ねた。


「どうしてこの時代に私は生まれたの?」

すると「どうしてこの時代まで続いたと思う?」

尋ね返された。


「わからないよ」美女は答えた。


「僕は君をデザインしたアーティストだよ。地上の物は全てデザインされたアート作品だよね?自然界の物も全てデザインされたアート作品だと考えてごらん」


姿見は知的設計論を持ち出した。


「アートに限界はない?」


「うん、そうだね。君に毛が一本もないこともアートだし、目が異常に大きいこともアートだし、もっと小型化していくこともアートなんだ」


美女は21世紀の女性を動画で観て醜いと感じた。


西暦3億年現在、雄雌どちらが生まれるか解らないギャンブルは自然界でまだ続いていた。


西暦11億年現在、人間が進化した生物『イトミミズ』は土と泥の中で蠢いていた。


西暦50億年現在、21世紀当時の文明と姿形を手に入れた人類は、太陽を全身に浴び、宇宙の中心で「テロだ!」と叫んだ。


事実、恒星規模のテ口で不信者を太陽が焼き払ったと、メトポリア星人たちは言った。

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