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転生狩  作者: タナカ
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The plan failed

天使クラーナーが時間のかかる、だが絶大な破壊力の魔法を詠唱している。

その間、神がライラと交戦している。

「あれを食らったらひとたまりもあるまい。かと言って私をほおて置くわけにもいくまい。」

「これでチェックメイトだ。大魔王のであるお前を倒せば魔王軍の連携は一気に崩れる。」


ライルは押されている。

「わざわざあいつを召喚しなくても貴様なら私を倒せるだろう。」


「確実に仕留めるためだ。」

そしてクラーナーの魔法がもうままなく放たれる。

「ライルお前とは長い付き合いだった。さらばだ友よ。」

神の表情には少しだけ哀しみの感情があった。


「ステラーイレイサーマジック」

上から神々しい光が落ちてきた。そして神に直撃した。



「よくやったクラーナー。」

「はは、ライル様。」

「神は死にましたか?」

神は空中で倒れていた。

「お前の方が詳しいんじゃないか?」


2人が話していると神の目が開いた。

「見事だ。ここまで追い詰められたのは魔皇帝と戦って以来だ。」

余裕なところを見ると今の発言は...

「神にお褒めの言葉をいただくとは、嘘でも嬉しいぞ。」

「いや…本当に驚いた...。 強くなったな。」


「そしてクラーナー。なぜ裏切った?」

「当然の疑問だな。クラーナーは以前転生者を送ってきた時に懐柔したのさ。」

「そうか。」


「2人まとめて死んでもらうぞ。」


「死ぬのはどっちかな。行くぞクラーナー。」

「はい。」




気がつけばライルたちは彼らの世界に戻っていた。


宇宙の理から外れたような不思議な場所にいる。

天が動き、大地は微動だにせず、すべてが星を中心に回っている――

まるでかつて地球で語られた“天動説”の世界が、現実となったかのように。


その惑星は、少し歩けば端まで行けるほどの泉

空と大地の境界――その中心に、ひときわ異彩を放つ巨大な結晶がそびえ立っている。


ライルの周りには魔王が集まっていた。

魔王の1人が話しかけてきた。

「ライル様、神は倒しましたか?」

「いや、すまない。それと様はいらないアントン。我々は魔王どうし同じ身分じゃないか。」

「いいえ、大魔王であるあなたと私とでは大きな差があります。」

「まあいい。それから皆に伝達事項がある。クラーナーとルビーが新しく魔王になる。」


「ルビーおめでとう。クラーナーもよろしく頼む。」

拍手をしながらレオンが言った。


大魔王と呼ばれる2人のうちの1人レオン。クールだ。

「ライル君に行っておきたいことがある。ユリウスが転生者に打たれた。」

「わかった。報告ありがとう。」

「神も君らとの戦いでしばらくは動けないだろう。」

「今のうちに各魔王は己が支配する地域の平定に取り掛かるように。」

魔王たちは転移して消えていった。

「それからライル。君も少し休んだ方がいいだろう。」

「ああ。そうさせてもらう。」

ライルは泉にの中に沈んでいった。

魔法で3次元の地図が現れ、レオンがクラーナーに説明する。

「君はこの地域をお願いする。君の支配する地域では何をしてもいい。転生者がきたら殺すか、説得して仲間にしてもいい。城を建設してみるのもいいだろう。部下を統率すれば戦力も増強するし、新たな魔王候補が生まれるかもしれない。自分の手に負えない状況になったら、他の魔王の協力を要請してくれ。それでも無理なら私かライルを呼んでくれ。」

「了解。」

クラーナーは転移した。

「それからルビー。君が支配する地域はここだ。」

「わたしは惑星一個だけ?」

ルビーはふてくされたように言った。

「君は戦闘経験がまだ浅い。できれば危険な地域は避けたい。」

「でも私は600年以上は戦ってるわよ。」

「わかってくれ。それにクラーナーから応援要請があった場合すぐに駆けつけられる場所だ。彼も魔王としては経験が短い。わからないことも多いだろうから彼のサポートを。」

「それでも惑星一個だけでは狭すぎるわ。ここをちょうだい」

かなり掛け離れた飛地だった。

「わかったそれではここを任せよう。」

ルビーは転移した。

「やれやれ。」

レオンも転移した。


「まずはお城を作らなくっちゃね!」

ルビーは左手を挙げ、綺麗な丘の上に魔法で城を建てている。そして右手で使い魔を召喚した。

「使い魔たちよ、周辺地理を捜索せよ。そして使えそうな者がいれば懐柔し仲間に引き入れろ。」

2つの魔法を同時に使い、計画的に行動をしている。

センサー魔法が反応した。

「私の支配地域に侵入者が…。」

これはライルが世界に貼った魔法で転生者が彼らの世界に侵入した際になる警報装置。神がカモフラージュした時などならないこともある。

「弱っていても神は神ってことね。ライルと戦った後でもまだ転生者を送る余裕があるとは。」

「でも警報がなったということはカモフラージュする余裕がなかったの?それとも転生者があまりに強いからなったのかしら?」

「方角は向こうね。偵察兵を向かわせるわ。」

城が建ち使い魔たちが周辺のボスクラスの魔物を連れてきた。ルビーは魔法で魔物たちに首輪をはめた。

「お前たちよく聞け今から向こうの方角へ行き生き物を皆殺しにしてこい。」

「ウガァー」

首輪から電気が流れ魔物たちが行った。

「ゴーレムにオーガ、そこそこなレベルね。それに私の首輪で数倍の力を手に入れているはず。持って10秒ってところね。」

「でも転生者の特徴と神から授かった能力を見れるわ。それを見て他の魔王に応援要請するか判断しましょう。あいつらが行くまでにもう一つの支配地域の拠点を作りましょう。」


ルビーが転移し同じことをした。

今度の地域は水中だがやることは変わらない。

彼女はレオンから支配地域をもらう時一瞬で決めたが考えがあった。大抵陸地で活動する者は水中では戦えない。その逆も然り。だからこのエリアを選んだ。彼女はどちらでも戦えるが人間はそうはいかない。

相手が強い場合はこちらに転移する。もし相手が転移して追っかけてくれば水中戦になる。水中で活動する為の魔法もあるがその場合は魔力を消費しながら戦うことになる。彼女にとって有利な戦いとなる。

拠点作りが完了した。


「私の使い魔と同等の魔物がいたとわね。命令よ。拠点強化を続けなさい。設計図は渡しておくわ。」


そんな時、陸のエリアで奴隷にした魔物たちが一瞬で倒された。10秒もしなかった。

「こ!れは… まずい…」「応援要請を…」


そんな中クラーナーから応援要請がきた。

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