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Sparcring  作者: 空栖 彩琵
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石について

「カンラン石はマントルに多く含まれている物なんだけど、地表でもそんなに珍しいものじゃない」

「何でその何物でも無い石がナニモノ過ぎる石と一緒に光ってるわけ?」

「カンラン石をたまたまこの研究室に入れる機会があって、そしたらたまたま光るのを確認したんだ。半径三メートルぐらいから光るよ。ペリドットと言われるこの透明度が高い緑色のカンラン石が一番光るのがわかりやすかった」

「カンラン石という石に起こっている変化はあるの?」

「こっちは熱を帯びている事と、光っている事以外はハッキリしないんだ。ただ手に持った瞬間に光り方が変わるような気がするから持つ事で変化があるのかも知れない。才田の言葉を借りるならナニモノ過ぎる石と一緒に持つと、どちらにも不確定な反応がありそうなんだ。一人で調べたし、そもそも持った状態を精密に検査するのは難しくてね」

「ほとんど喋ってるわね」

「すまん。すまん。。つい興奮してしまった。このまま話して良い?」

「そうねー。アンタの今の言葉がヒントになるかも知れないから話してみて」

「この珠が生き物だったとして、地球の重力下では類に見ない例な訳だけど、例えばヒミコっていう天体があって、めちゃくちゃ天体として大きくて、太陽系の半分ぐらいの大きさの天体らしいんだけど、そういう所で何かしらの動きをする生き物なんじゃないかなと仮定すると都合が割と良くて。。。生き物だとすればだよ。」

「なるほどね。大きい話だし、推論だし、対処に繋がる話はないわけね」

「まぁ、、そうなる。。。」

「ホントに異次元な石ね。起動原因とかも分からないの?」

「分かってたら言ってしまってるさぁ。。。ただ熱を持ち出したという所から回転は始まっているだろうと思う。」

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