九瑠璃の休暇
「ウィンガーディアムレヴィ長」
「ちゃんと覚えたか」
「昔から知ってたもん!!てか浮け!」
「浮かんわ!」
九瑠璃と長はいつかやった様な事をまたやっていた。
「今日は何処に行くの?」
「お菓子か美術館とかの施設ならどっちが良い?」
「お菓子かなぁ」
「じゃあ喫茶店にするか」
「わーい。結衣に買って帰れるところが良いなぁ。最近結衣勉強尽くめで心配なのよね。参考書選びにも力入れてるし。」
「そっかー。結衣ちゃんマメだもんね。九瑠璃や僕も見習わないとね」
「うーん。。まーくんもマメだと思うよ。結衣もすごいけど。」
「そう思ってくれてるのは嬉しいかな。九瑠璃の事は一番に思ってるから」
「恥ずかしい事言わないでよー」
「僕は恥ずかしくないよ」
「もう今日は言わないで」
顔を赤らめる九瑠璃。
喫茶店に着いた九瑠璃達は席に座りメニュー表に目を落とす
「九瑠璃の飲み物は何にする?」
「暑いからアイスがいいかなぁ?カフェオレかミルクティーで悩むー」
「九瑠璃はその二つならどっちが好きなの?いつも迷ってるし、半々で選んでる気がする」
「うん。できるだけ交互で飲む様にしてる。。どっちも好きだから。。。でもどちらかと言えばミルクティーが好きかな?」
「そっか。じゃあ俺の好きなミルクティーの店連れてくね」
小声でまーくんは九瑠璃に伝える
「楽しみ」
九瑠璃も小さくこぼし、声を少し大きくし、まーくんに聞く。
「此処はどっちがおすすめなの?」
「コーヒーの方かなぁ。ミルクティーも美味しいけどね。牛乳も良いの使ってるみたいだし、カフオレかミルクティーが良いと思う」
「牛乳好きだからカフェオレにする。ありがとう。お菓子系は何がいいかなぁ?」
「生クリームを使ったのが人気らしいよ。オレはロールケーキにしようかなぁ」
「ちょっとずつ分けっこしようよ」
「勿論良いよ」
「私は何にしようかなぁ。。イチゴショートも美味しそうだし、モンブランも美味しそう」
「どっちも人気だよ。九瑠璃見る目あるね。イチゴはかなり拘ってるみたいだよ」
「そうなんだ。じゃあイチゴショートとカフェオレにする」
「じゃあ注文するね」
「うん。お願いします」
慣れが出てきた二人の関係。九瑠璃の幼さに引っ張られつつ進む時間を楽しみに二人は思考を巡らせ楽しむのであった。