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Sparcring  作者: 空栖 彩琵
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BBQ

週末になり、バーベキューの日である。結衣達は11時十分ほど前に着くと廻子さんと結城さんも今来た所なのだろう。コンロや椅子を運んでいる。

「あー結衣ちゃん達早かったわね。椅子運ぶの手伝ってくれる?」

「勿論です。廻子さんは少し休んでて下さい。先々週からずっと付き合ってもらってますし、疲れてらっしゃると思うので」

「ごめんねー。じゃあお言葉に甘えて野菜切っとくわー。私ホント力仕事できないのよねー」

「廻子はだらしないなぁ。お礼代わりなのにぃ」

「しょうがないじゃない。私は女の子なのよ。」

「九瑠璃ちゃんや結衣ちゃんは頑張ってるよー。あー!あれ留姫空ちゃんじゃないかな?」

小走りで駆け寄ってくる華奢な体はどんどん大きくなり、結衣も九瑠璃も才田も認識をして、結衣がはじめに声をかける

「急がなくて良いのにー。まだまだ時間は余裕あるよ。こっちが申し訳なくなっちゃった」

「結衣ちゃん、九瑠璃さん、才田さん、結城さん今日はよろしくお願いします」

「九瑠璃にも見習って欲しいなぁ。。まぁ無理か」

「無理じゃない!敢えてやってないだけだよ!その方が面白いじゃん」

「だと凄いわねぇ。こんなにボケまくれるなんて才能だよ」

「私はしっかりしてるもん!!結衣はいつも上から見てー」

「そっかー。思うのは皆んなそれぞれで良いからねー」

「ん?どういうこと?」

「そういうことだよ」皆んなが微笑んで和やかな空気になる。

「留姫空の家では思ったより、タマネギあんまり食べなかったから持ってきました。九瑠璃さん食べてね」

「わーい。持って帰って良いの?ホントにいいの?」

「持って帰ろうとするな!此処で皆んなで食べるのよ」

「結衣のケチー!本当に美味しいんだからね。ホントだからね」

「何の確認なのよ。さっさと椅子運んでよね!美味しいタマネギが待ってるよ」

「頑張る!!留姫空ちゃんは取り敢えず廻子さんにタマネギ渡しておいで、傷が付くと良くないから」

「どんな発想なのよ!美味しいモノは美味しいの!まだ持って帰ろうとしてるの!?」皆んな九瑠璃の方をみて笑っている。

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