BBQ
「今仕事終わったから、そっちに向かうよ。ご飯買ってくけどどんなのが良い?」
「刺身とかが良いかなぁ。。週末はお肉また食べなきゃだし」
「結衣ちゃんともガッツリ食べたんだったな。了解。適当に買ってく」
スーパーに着いた結城は刺身のコーナーに行き、何個かカゴに入れる。後は廻子にお酒と俺は炭酸にしようかな。ツマミになりそうなお菓子もカゴに入れて。お惣菜も一応確認する。主菜にはピザでも買っていくか。食べやすいし、洗い物もなくて済む。
ゆっくりとレジの前まで来て並ぶ。この時間にしては混んでるなぁ。結城の番になりカゴを置き、レジの人が一つ一つ丁寧にバーコードを読み取っている。お会計を済ませ、エコバッグを取り出してそこに良い感じに収める。さぁ廻子の所に行こう。
呼び出し音が鳴り廻子はモニターに駆け寄る。帝都だ。一言、二言、話して鍵を開ける。
「言われた通り刺身とか買ってきたよ。」何気なく部屋に入る結城。
「ピザかぁー。温めるね。チーズ増し増しにして良い?」
「良いよー。任せる。ピザのパックはレンジ大丈夫だからねー」
「了解。」
「才木家どうだったんだ?其処ぐらいしか俺の知る限りはわからないんだけど」
「推薦してくれるってさぁ。。あんまり時間もかけらずに飛び飛びに話が進んじゃったのよねー。友梨奈がめちゃくちゃ推してくれてたのかなぁ?」
「才田廻子は世間から評価されてるよ。自信持てよ。政治家は引いたらなかなか大変だぞ。」
「そうなんだろうね。で私に話しがあるんじゃないの?前祝いでしょー。私次第なんだっけ?」
「意地汚いぞ!才木のやつが上手くやらなかったら言おうと思ってたけど、今は廻子の為にはならんよ。アイドルみたいなもんだしな」
「いつもありがとう。。私頑張るから」
「勿論そうしてもらうさ。」