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Sparcring  作者: 空栖 彩琵
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帰還

「才田廻子は釈放されるみたいですね。石川さんはどうしますか?」

「若菜にしては珍しく弱気じゃないか、、まぁ黒川が今回は勝ちだったからなぁ。お前も気に病むんだな」

「僕は人間です。クロノスは崩壊しそうですし、黒川さんの方に俺が加わっていたらもっと情報が得られたでしょうね」

「喜菜の統治下じゃ出来ない事をお前達2人はそれぞれやったじゃないか!まぁ今回の場合公安だがな」

「黒川の録音興味深かったな。まぁ事件に関しては論理的じゃないから喜菜も動けんな!公安は今事を収めることに必死だ。俺たちへの邪魔は今手薄になっているだろう」

「3人の仲間も増えたしな。俺は退職届を出しておいた」

「何でですか?以前は辞めないと仰ってましたよね?」

「才田の応援演説でもして死のうかと思ってな。あの子なら才木に可愛がられるだろう」

「政治はわからないです。この窓際族を仕切るのは誰になるんですか?」

「お前と黒川君2人で指揮をとれ。そもそも全員が違う方を向いているのも面白かろうよ。じゃあ俺はもう帰る。老い先短いんだ。俺に時間を使わせるな」そのまま勢い良く部屋を出て小さく息を吐きゆっくりと歩く

「喜菜か。聞いたのか?早いな。。一杯やっとくか?」

「誘いは嬉しいが俺とお前は酒の好みが違うからな。ただ今回は助かった。部下を守ってくれて有難う。俺は気づきかけてはいた。でも立場が人を作るんだな。気が引き締まる思いだよ。お前ともっと働きたかった。」

「よせよ。俺達は犬猿の中だって皆んな言ってんだから」

「高め合ってきただけだ。俺達は盟友だよ。」

「しかしな、思わせておく事で上手く回る事もあるんだ。お前の立場を大事にしろ。お前はできるやつだ」

「そうだと思いたいよ。ありがとう」

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