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Sparcring  作者: 空栖 彩琵
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帰還

それぞれ結城さんの持つカゴに商品を入れる。結城さんの横には山部さん。とても楽しそうにしている。

もうすぐ時間なので九瑠璃の尻を叩く様にして、なんとかレジ横の結城さんのところに全員が集まる。

「皆んなはもうホームに行ってて、結城と僕とで持ってくから。新幹線の切符はこれね」山部さんから結衣に渡される。

「了解です。今度は留姫空ちゃんが窓際ね。九瑠璃はそれで良いよね?」

「分かったよー!!」店内の人の視線が九瑠璃に集中する。

申し訳なさそうに九瑠璃が言葉をたす。「ごめんなさい!」九瑠璃のこういうところも少なくなったなぁ。。なんて呑気に思いながら足は改札に向く。

「留姫空は窓際じゃなくても良いですよ。。。」

「こういうのは沢山経験しておいた方が良いの!若いうちにね。九瑠璃はお姉さんなんだから我慢するのは当然。留姫空ちゃんも年下の子と乗る時は事情に合わせて席を譲ってあげてね」

「わかりました。九瑠璃さんごめんなさい。ありがとうございます」

「わ、わ、私は最初からそのつもりだったから、、、」

結衣はトートバッグに入れている今は一つになった珠を確認する。光らなくなったそのお祭りの飴みたいな珠をみて少し息を吐く。これで大丈夫なのかも分からないが、ただ母さんにまたあえるかも知れないのだ。私個人の意図では確実にプラスだ。留姫空ちゃんはこの感覚を求めていたのだろう。私も少し留姫空ちゃんの気持ちがわかった気がした。

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