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俺と彼女と幼なじみ  作者: 花田ぷろにーとげこ
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第1話 夢の中の女の子

読者の皆様へ。

数多くの作品から私の作品を読んでいただき、ありがとうございますm(*_ _)m

初投稿ですので、自信はあまりありませんが、少しでも多くの方に楽しんでいただければ幸いです!

これからよろしくお願い致します!



『あゆむ〜また明日ね〜!』


ジリリリ…

カチッ


(あぁ。またこの夢か。)


俺の名前は山崎歩やまさきあゆむ。ド田舎に住む高校2年生だ。


最近、幼い女の子の夢をよく見るのだが、それが誰であって、俺とどういう関係なのかが全く分からない。


まあ、2次元を愛する俺にとって3次元の女子との思い出なんてどうでもいいけどね。


いやホントだよ?


「おにぃちゃ〜ん! 朝ごはんできたよ〜」


1階から妹の声が聞こえる。


俺の妹の名は山崎紗知やまさきさち。頭がよく、定期テストの順位では常にトップを争う優等生であり、運動もバドミントンで中学2年生ながら全国大会に出場しているスポーツマンだ。


なにより超可愛い。


べ、べつにシ、シスコンとかそういうのじゃないんだからねっ!カンチガイシナイデヨネっ!



妹に呼ばれた俺はあくびをしながら部屋を出て1階に降りていった。


「お兄ちゃんってば。また深夜までアニメ?いい加減ちょっと気持ち悪いよ?」


「なにを言う!今期アニメは豊作揃いで、個人的覇権アニメを決めるには…」


「あーはいはい。わかったわかった。アニメの話になるとすーぐこうなるんだから。」


いつもの朝の会話だ。紗知はいつもこんなことを言うが、割と俺の2次オタ趣味を認めてくれている。神様……俺は幸せ者です……



「あ、そうそうお兄ちゃん。部屋を片付けしてるとこんなもの見つけたんだけど……」


そう言って妹から渡されたのは年季の入ったアルバムであった。


ペラペラめくると、小さくて可愛らしい妹と相変わらず幼い頃から冴えない容姿の俺の写真がたくさんあった。


「わー。お兄ちゃんこの頃はまだキモオタ感出てないよ!可愛い!」


「うるせぇ。」


可愛い妹に、半分disられながら一緒に写真を見ていると、、、


「お兄ちゃん。これ、私じゃない…よね?」


「ん…。ほんとうだ…誰だこのS級美少女は…」


「しかもなんか距離近いよ〜! おにいちゃん。私以外の女の子とこんなに近づいたことあったんだね!」


……?なんか凄まじい圧を感じるのは俺だけなのだろうか。


まあ。それはさておき。時計を見るともう、7時半を回ろうとしていた。

そろそろ学校に行かなくては……トホホ


と、普段と変わらない朝を迎えていた……はずだったのだ。

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