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朝のルーティン

作者: KK

朝のルーティンのお話。

意味が分かると・・・

俺は、毎朝同じルーティンをこなしている。そうすると、なんとなくいいことが起きるんだ。


携帯のアラームの音が鳴り響き、いつものように6時45分に一度目が覚める。イヤホンをしているため、すぐに気がつく。携帯を止め二度寝をする一番好きな時間である。本来起きるのは、7時30分でいいのだが、二度寝を味わいたがために、わざと45分早めにアラームをセットしておく。趣味でバンドをするため、部屋は防音。家賃は高いが、必要な出費である。

そのまま人生で一番好きな時間をまどろんでいると、再びアラームが音を出す。

「さっき止めたばかりだろうが。」

と悪態をつくものの恐る恐る時間を確認すると7時30分。

「あなた、朝よ。会社に遅刻するわ」

声がする。幸せをかみしめながら、朝の支度を行った。

まず6畳の部屋にはベットが玄関から見て右側に設置。その横に洗濯物を干している。取り込むことはしないため、そのままつるしてある下着やシャツなんかを着ていく。その後、玄関に入ってすぐのユニットバスにかけこみ寝ぐせを直し、髪の毛をセットし、玄関においてあるカバンを持ち、イヤホンをセットする。

「朝ごはんはいらないの」

と声がする。もったいなぁと感じながら部屋を出た。

「いってらっしゃい」

ちょうどお隣さんのご主人も出るところらしい。

「おはようございます」

声をかけると。お隣のご主人も

「おはようございます」

挨拶をかえしてくれる。とても清々しい朝だ。いつもと全く変わらないルーティン。同じように準備して出かけている。

あ、そういえば伝えておきたいことがあるんだった。

「朝、ご飯はしっかりと食べたほうがいいですよ」

おっと、いつものルーティンを違うことをしてしまった。声をかけたお隣さんは。怪訝そうな顔をしている。

俺は、ルーティン通りやらなかった事を悔やみながらその人にゆっくり近づいた。


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― 新着の感想 ―
[一言] 盗聴してるんですかね? なんとなく不気味で良いですね。
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