登場キャラクター紹介(1〜16話)
『君✖︎君のため人馬一体で異世界のダービーに勝つ方法(異世界ダービー)』はここからトレセン編へ。世界観も大きく広がって行きます。その前に、16話までの主な登場キャラクターを紹介します。
芝野駿馬
NRCの若手騎手。ハヤテオウとともにナショナルダービーを先頭で駆け抜けるが直後の落雷で競馬ゲーム『ダービーミリオネア』と思しき世界に飛ばされる。最初に出会った草野愛子に恋心を抱き、ジョッキーとしてスマイル牧場を救う決心をする。
ハヤテオウ
黒鹿毛の立派な馬体を持ち、額の傷がトレードマーク。キングフィロソフィーと名牝レジェンドルビーの仔という良血馬で、順調に成長してダービーを1着で駆け抜けた直後に、駿馬とともに落雷で飛ばされる。体と記憶は1年巻き戻っている様子。元の世界では無類の牝馬好きだったが、フラワースマイルにゾッコンになる。
平地愛子
栗毛が似合うスマイル牧場の女性オーナー。駿馬の記憶では『ダービーミミリオネア』にも登場していた。先代の負債を抱えていたが駿馬とハヤテオウに救われる。競馬に関する一通りの知識があり、馬の世話からパドックの周回までやってのける。駿馬に感謝と親しみは見せるが、異性として好意があるかは不明。
フラワースマイル
故・名牝スマイルティアラを母親に持つ良結だが生まれつき体質が弱く、競走馬にはならずに繁殖の準備をしている。白金ファームに目を付けられ、借金の返済と引き換えに売約されていたがハヤテオウに救われスマイル牧場に残る。ハヤテオウの求愛にストレートに応えているが、繁殖馬としてのお勤めが待つ。
エミ
愛子の姪で、スマイル牧場の留守番や家畜の世話を手伝う。自宅から何キロも自転車を走らせてくる元気者。愛子によると相当な目利きで、競りで彼女が目を付けた馬はだいだい出世するという。翔という調教師を目指す彼氏持ちである。
白金次郎
白金ファームの御曹司で、長男なのになぜか次郎。サングラスと白スーツという馬産地の風景に似つかわしくない格好。フラワースマイルに惚れ込み、スマイル牧場に嫌がらせや脅しまがいの行動をとる。放蕩ぶりに嫌気をさした先代が妹の裕美に社長を継がせたが、目利きとしては競走馬を見る目は確からしい。
白金裕美
白金ファーム社長。次郎の妹だが良識があり、フラワースマイルを適正値段で買い取るプランも彼女が立てた。ハヤテオウが『ナンデモ電機ステークス』に勝利したことでフラワースマイルの買取を取りやめるも、代案として所有の種牡馬に付けることを提案する。
マカベ医師
馬産地エリア一帯の管理馬の医療チェックをしている『マカベ医院』の院長。心音器を当てるだけで競走馬の年齢や健康状態、違法の有無まで分かってしまうというゲーム的な能力を持つ。彼のチェックによりハヤテオウが2歳であることが判明した。
ダイナーレディ
イナカノ競馬場の誘導馬で馬場の事前チェックなどにも使役される。駿馬に『ナンデモ電機ステークス』のコースの特徴を教えてくれた。
秋野勝利
『ナンデモ電機ステークス』でブラックアローのラビットとして出走したダッシュマイケルのジョッキー。テンションが高く関○弁口調だが、根っからの負けず嫌いで、どんな手を使ってもダッシュマイケルを勝利に導こうとする。
小幡和義
元RRCの重賞戦線を賑わせたトップジョッキーの一人だったが、ある違反を理由に追放されて、独立レースの騎手として生計を立てている。『ナンデモ電機ステークス』では2年前にRRCの金狼賞を制した相棒ブラックアローに乗り、ハヤテオウと駿馬に立ちはだかったが、レース後は駿馬にサムアップを送るなど嫌な人物ではないようだ。
牧野姫子
元の世界で駿馬の同期で、女性ジョッキーとして初めてG1を制覇した。小柄だが腕っ節が強く、叩き合いの接戦では100%に近い勝率を誇ることから”豪腕北井の再来”と恐れられていた。『ナンデモ電機ステークス』には何故か有馬芳の名前でグランドシャークに騎乗し、駿馬騎乗のハヤテオウと壮絶なレースを繰り広げた。なぜこの世界にいるのかは不明。
武井祐太郎
現時点では名前と写真のみ登場。RRCのトップジョッキーで『ダービーミリオネア』ではテン乗りの名手として知られるが、大きなレースだと80%の確率で断られ、しかもライバルの人気馬に騎乗してくることからゲーマー界隈では「ミリオネアのラスボス」として恐れられていた。駿馬が飛ばされた世界ではスマイルティアラとオークスを制しており、駿馬よりRRCデビューが早まりそうなハヤテオウのヤネとして、愛子から名前が出された。




