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詩のような歌のような

ぼくときみなら

作者: ゆきびし

ぼくらの旅路が いま終わりを迎えている

もうすぐ春がくると 期待を膨らまして

真冬の白い世界 あまりにもさびしくて

何度も諦めかけたけれど 辿り着いた


二つの道どちらに行こうかで 喧嘩したこともあった

このままそれぞれの道を選んで 別れ別れになってしまいそうだったけれど


一人じゃなんにもできなくて 暖めあうこともできなくて

話しあったり喧嘩したり 笑いあうこともできないから

二人で手を繋いで歩いた 新たな道を探しあてた

繋いだその手もう離さない きみとならずっと歩いていける


桜がひらりふわり ゆらゆら舞い落ちる

近づいてきた春に ぼくらは走りだした


初めて出会った頃 ぼくらには笑顔の欠片もなかった

いまなら「そんなこともあったね」と 笑い話のようにほほ笑みを浮かべるよ


いつしか絆が結ばれて ほどけないほど強く繋がれて

二人の想い 確かな愛 時が経つほど深まり続け

このまま終わりを迎えよう 永遠に別れることなく

冬が去っても これからの思い出もずっと一緒に見よう


雨が降ったら 雨宿りしよう

いつまでも飽きないお話をして晴れを待とう

雨が降っても 走って帰ろう

手を繋いでお互い濡れ会って笑いあおう


一人じゃなんにもできなくて 心が壊れそうになって

奮えたその手 握り締めた きみの温もり伝わる右手

二人で手を繋いで歩いた このまま終わりを迎えよう

繋いだ心 もう壊せない

きみとなら 二人なら いつまでもずっと進んでいける

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