恋のクライマックス
恋のクライマックスはきっと
誰にも想像できないものなのだろう
もしかしたら、旅先で恋に落ちた見ず知らずの相手と結ばれるかもしれない
順風満帆な関係だと思っていたけれど、突然彼から別れを告げられるかもしれない
大っ嫌いだった人を急にいいなと思うかもしれない
ずっと友だちだった相手と結婚するかもしれない
相手は、今まで一度も想像したことのなかった人
身近な人かもしれないし、なんでこんな人なんだろうって周りから疑問に思われる人かもしれない
男かもしれない
女かもしれない
自分よりうんと年上か
はたまた、年下か
そんなの誰が想像できようか
結末は、いつかの映画で見たような
大雨の中、車を飛び降りて彼のところに飛びつき
雫が滴るキスをするドラマチックなものなのか
星の光る夜、1人泣きながら
溢れ出す涙を拭い歩く
切ないものなのか
きっと、人が一人一人違うように
恋のストーリーはそれぞれ全く違う
だから、今あなたがしている恋の結末も
きっと誰もわからない
自分の意志で考え、行動しなくちゃ
クライマックスは見ることができないの
たとえ、それが残酷な結果でも。
いつか、そのストーリーが
あなたの中で読み返される日がくる時を願って
私は今日も結末に向かって
あなたに恋をする