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東方伊吹伝  作者: 大根
第五章:幻想となった故郷
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そうだ、自立しよう

リハビリ作ですよ?何時もより更に文が変です

こんにちは、お久しぶり、初めまして、伊吹大和です。


現在、紅魔館のテラスでお茶しながらこれからについて話をしています。僕が幻想郷に来た時が春だったでしょ?そんでそこから一年と少したって、今の季節は夏です。元気のいいお日さまの日差しが気持ちいい季節なので、紅魔館の住人も薄手に半袖で生活している。もっともここに住む半分以上は太陽が大の苦手なので、気持ちのいい夏が大嫌いのようだけども。



「と、言うわけで紅魔館出るから」


「何を言ってるのか理解出来ないんだけど」



夏は人を開放的にさせる…なんて言うけどこのお嬢様にはむしろ閉鎖的な季節みたい。聡いのだから僕の言ってることが解る、と言うか運命が視えるのだから僕が何を言おうとしているのか解っているだろうに。



「何時までもここにいたら僕も甘えちゃうし、レミリアもそろそろ頭首になる勉強を本格的にしないと駄目だろ? とりあえず此処を出て自立しないと僕のしたいこと出来ないんだって。だから出て行く」


「却下で」


「別にいいじゃない」


「パチェ!?」



別にいいよー、とフランが寝転びながら賛成してくれている。こちらも薄着…というよりもはや半裸に近い。はしたないから服を着ろといっても、見るのはヤマトだけだからいい、と言ってきかない。そんな問題じゃないんですけど。あと美鈴は…最近は門番に勤しんでいるので此処にはいないけど、賛成してくれると思う。だとすると、賛成3人反対1人よって可決。



「そもそも住む家もないのにどうするのよ」


「幻想郷には魔法の森って場所があってね、その近くに出も作ろうと思う。もちろん自分で」


「素人が1人で作れるわけないじゃない」


「…いっつも僕の周りに漂っている人に手伝って貰うよ。積もる話もしたいしね」



最近感じる程僕の周りを漂っている霧。今も疎くしているのだろうけど、一度気がついてしまえば気になって仕方がない上に、何かと存在をアピールしてくるので僕も鬱陶しく感じている。…何で真正面から合いに来てくれないかなぁ。



「だいたいお姉様はヤマトに依存しすぎよ。自分だけじゃなくて、相手の事も考えないと振り向いてもらえないよ?」


「う…それはそうだけど…。って、服も着てないフランにそんなこと言われたくないわよ」



妖怪が人里を襲った時に紫さんと共に現れたのを見ただけだけど、あの時だって本当に驚いたのに。まさか母親に後ろから脅されるなんて思わないでしょ普通。



「何で服着てないか解らない? お姉様がそんなんだったらフランが貰うけどいいよね」


「ダメに決まってるでしょ!?」



聞いた話によると、幻想郷を作ったのは紫さんらしい。だからあの場所に現れたのは頷ける。だけど何故あれほど簡単に引き上げた? あの時の紫さんは確かに本気で怒っていたはず。なのに後から紅魔館をどうしようともしなかったらしい。もっとも、主二人の緩やかな話合いがあったと執事長からは聞いたけど、そこで何を話したかは知らない。けどそこには確かに何かがあったはず。パチュリーからも紫さんには注意するように言われた。



「でもあの人昔からああだしなぁ…」


「ちょっと貴方達、自分の世界に入らないでちょうだい。今は大和の自立の話なんでしょ?」



あたふたしているレミリア、ニヤついているフラン、考え込んでいる僕にまとめ役のパチュリー。あの時から止まっていた紅魔館の時計は今確かに動いている…はずなんだけど、だらけすぎでしょこれは。




◇◆◇◆◇◆◇◆◇




青い空、白い雲、鬱になるほどの気持ち悪い瘴気。摩訶不思議な魔法の森の前に僕は立っている。魔法使いなら魔法使いらしく魔法の森に住むぞと思い、森の入口に家を建てようと考えてます。



「魔法の森って、少し湿っぽいなぁ。家建てても大丈夫かな?」



結局あのまま紅魔館を出ることになった。約1名駄々を捏ねたけど、姉よりもしっかりした妹に丸めこまれたらしく、最後には顔を歪めて『出てけ!』 と言われてしまった。もっとも僕らはそれを見て大爆笑していたんだけども。だってその後で『家が建ったら直ぐに招待しなさい』 とかプリプリして言われたら笑いもするでしょ。



「…で、母さんは何時までそうやっているつもり? 出来れば手伝って貰いたいんだけど」



ジト目で目の前に漂っている霧に話掛ける。すると霧はユラユラと揺れながらその濃さを増していき、小さな形を創りだした。小さな身体に秘められた膨大な妖力・不釣り合いなほどに伸びた二つの角。ほんのり紅い顔は何時も通りお酒が入っているのだろう。



「久しぶりだね我が息子。元気にしてたかい?」



名前を伊吹萃香という。月から飛ばされてきた僕を拾った義理の母親だ。



「久しぶりも何も、ずっと僕の周りにいたんでしょうに。オマケに人里近くで一回会ってます」


「うぐっ…ま、まあ細かいことはいいじゃないか。折角会ったんだ、母さんに甘えていいんだよ?」


「却下で」



そう言うと母さんは驚きのまま目を見開き、口を開けたまま固まってしまった。僕ももういい歳だし、何時までも母さんに甘えてたら駄目だ。それにはたから見たら青年が鬼(幼)に甘えるって相当ヤバイ光景になるしね。…すいませんただ甘えることが恥ずかしいだけです。



「で? そんな母さんは家建てるの手伝ってくれるの?」


「大和が意地悪だ大和が不良になった大和がわたしにそっけない……」


「…とりあえず森の木を切り倒してこよう」



そっけないと思うなかれ、子は親から離れていくものなのです。母さん、僕だって辛いんですよ? な~んて馬鹿なこと思いながら魔法の森の木の具合を見る。どの木が良いのかなんて僕にはさっぱり分からないので手当たりしだいに切り倒していきますか。



「むん!」



元通りに使えるようになった魔力を身体に纏う。う~ん、やっぱりこの感触は何時になっても気持ちがいいものだ。なんかこう、満たされた感じになるね。


そのまま手刀一閃。音もなく振われた手刀は木を見事に切り倒した。短剣なしでも木が切れるって僕すごい。



「こうしてみると自分がどれだけ強くなったか感じることが出来るね」


「ですよねぇ。ピーピー泣いてた頃の大和さんが懐かしいです」


「うおわぁっ!?」


「どうかしましたか?」



どうかしましたか? と当然のように隣でペンを回している古い友人の名前を射命丸文という。キョトンとしているけど油断ならないのは当時よりも磨きがかかっていると思う。



「ってこら、写真撮らないでよ」


「別にいいじゃないですか。幻想郷に新たな魔法使いが来たことはもう誰もが知りうることですし、大々的にしないほうが後味悪いですよ?」


「…僕ってもしかして有名人?」


「自覚ないんですか?」



はっはっは何をおっしゃる天狗さん。母さんの影に隠れてもう影すら見えていないはずの僕が有名人だなんて…



「すごい噂ばかりですよ? 失われた鬼の末裔・紅魔館の執事・稀代の魔法使い・生きたまま三途の川を渡った・無自覚・女泣かし…八雲紫の懐刀なんてのもありますけど」


「当たらずも遠からずだけど二つ訂正。懐刀と、特に女泣かしはないよ」


「稀代の魔法使いも大嘘ですけどね」


「文ちゃん酷い」



真実を伝えるのが記者ですから、と手帳にペンを走らせていく文を見て本当に記者とやらをしているのだと思った。うんうん、何かに頑張れることはいいことだね。



「ところで大和さんは何ここで何してるんですか?」


「家を建てようと思ってるんだ。母さんにも手伝って貰おうとか思ったんだけどあの調子だし…」


「ああ~発作みたいなものですね。以前にも何回かありましたよ」



普段からああなってたら邪魔に思わないの? とかは思っても口にはださない。たぶん原因は僕っぽいからね。それよりも家だよ家。出来れば今日・明日中には完成させたい。母さんなら建て方にも詳しいと思ってたんだけどまさかの戦力外だし…



「そうだ、いいところにいい人いるじゃないか」


「あ、すいません私急用が「待てい」…もう、大和さんったら強引でだ・い・た・ん♡」



うぜぇと思いながらも空に逃げようとする文の手を掴んで地面に引き摺り下ろす。ふっふっふ、こうなった以上逃がすわけにはいかない…!



「手伝ってもらうよ?」


「あやや~~~~~~~~~~~!!??」



その後は森の木を切り倒し、家の基礎を文が考えている時に母さんが復活したのでそっちは任せることにした。僕は考えるよりも動くことが好きな脳筋なので、指示に従って木を切ったり骨組みを作ったり? した。作業は夜通し続き、朝日が顔を見せるころに漸く僕の新居が完成した。






GWまでになんとか一話出来ました、じらいです。酷い話がさらに酷い出来ですけどw 最近はここから紅魔郷までどうしようかな~と考えることに時間を費やしてます。そのおかげ? でだいたいの方針が決まりました。ここからは空白期ってことになるのかな? 博麗のオリジナル巫女の出演が決まったようです(仮)。

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