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東方伊吹伝  作者: 大根
第四章:動乱の大陸
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何だこれは?/どういうこと?

本編の続きです。しかし昨日上げた輝夜が尾を引いているのか、頭が桃色空間でいっぱいだ

ああ困った、いったい何だこの状況は。子供を救おうと思い駆けつけた所にはハンターたちがいっぱい居た。おまけにその子供が騎士みたいな格好している上にクラウスは伸びている。だれかこの状況を説明できる者がいるのなら説明してほしい。いったい何が起こっているんだ?



「遅い登場ですね吸血鬼。私たちに臆しでもしたか?」



臆す?別に臆した訳ではないぞ?争いが嫌いなだけであって、断じて臆しているわけではない。

そのあともなんやかんや言ってくる相手を適当に相手をしていると鬼ゴッコをしないか?との提案がされた。


うむ。殺さないですむのならまだマシだろう。適当に脅かして帰ってもらおう。



「しかし、ククク・・・。ハーハッハッハ!!面白い!貴様のような愛すべき馬鹿が未だ存在しているとは面白い、面白いぞ・・・!」



しかし毎回思うのだが、俺はなんでこんなに演技が得意なのだろうか?隣で娘が見ている(周りからは見えてない)からではないのだがな。妻やクラウスはこんな俺だからいいんだとも言うし、正直何がなんやら・・・。まあそれはいい、もうひと押しくらいしておくか。



「ならば逃げるがいい!俺の目の前から犬のように!! Hurry! Hurry!! Hurry!!!!」


「ッ散開!!」



うむ。力を入れて脅かしたおかげでほぼ全てのハンターはそのまま帰るだろう。クラウスなんかは『紅魔館の敷居を跨いだ者を生かして返すとは――――――』などと言うだろうが、俺は別に構わないのだけどな・・・。クラウスはそこら辺の融通きかないからな。



「全員帰っただろうが、一応探しに行くか」



レミリアにも私が離れればシルフィの所に帰るように、と言ってあるから別に問題はないだろう。



「では言ってくる」



それでも一応声はかけておく。返事は聞かないが。











「でね、私はお父様の強い姿を見るために隠れて見てたの」


「へー、そーなのかー」



あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!


吸血鬼封印(一時的)の魔法陣展開準備をしていたら後ろには吸血鬼(幼)が立っていた・・・

な…何を言ってるのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった…


恐怖で頭がどうにかなりそうだった…

幻術だとか寝ぼけてたとか、時がずれていただとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ

もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…



「それで、貴方みたいな子供がどうしてお父様を?」


「いや、君だって見た目子供じゃないか。これでも僕は100年以上生きている・・・ハズ」


「え?じゃあ貴方も妖怪なの?」


「特殊な人間もいるってことだよ」



思えば馬鹿みたいな生活をしているからなぁ僕って。全部自分が望んだことだけど。



「ねぇ、何かお話してちょうだい?誰も居ないし暇なの」


「・・・作業しながらでいいのなら」


「構わないわ。どうぞしてちょうだい」


「じゃあお構いなく。そうだなぁ。僕の今までの人生『伊吹伝』でも聞いてもらおうか」













さてどうしたものか。あの吸血鬼が吠えたせいで他の奴らは全員逃げてしまった。まあ最初からそうなるように踏んでいたけど、実際逃げられると腹も立つ。


しかしまあ大和さんも無茶を言ってくれる。罠を張り終わるまで一人で吸血鬼を相手してくれだなんて。まあ予想外なことに一人戦力になりそうな人が残ってますけどね。



「ったく、とんだ災難や。まさかこんなことになるとは」


「おや?随分雰囲気がかわりましたね。今までは猫の仮面でも被ってましたか?」



なるほど、これが本来の貴方というわけですか。初めて会った時から可笑しいとは思っていたんですよ。大和さんは気付いているかわかりませんが、新米騎士と言う割には闘いの残り香が強いこととか、ね。今私の目の前にいる人は初めて会ったケビン・フォレストではない。歴戦の騎士、おそらく名を広めさせる事もなく相手を仕留めることの出来る手だれだ。



「別にそういうわけじゃない。それにオマエも人の事を言えないだろう?知っているぞ紅美鈴。お前の経歴、犯した罪、伝説とまで言われた紅龍。もっともあの甘ちゃんは何にも知らんようやけど」



最後にいつもの調子でニカッと笑いそう私に言う外道。コイツ・・・知りあって僅かな間に私のことを調べ上げたとでもいうのか?



「しかしそれも遙か昔の事。そして『オレら』の管轄でもないから黙っとったるさかい。今はお互い生き残ることを考えへんか?こうなったらにはあんたらに付き合うたるさかい」


「随分と潔いですねぇ。まだ何か隠してます?」


「いろいろと、な。でもまあ、あのバケモン狩るのが仕事やからその辺は信用してや」



まあいいでしょう。後ろから撃たれるのは私も嫌ですし。協力しないという選択肢はない。目の前の脅威と対峙している間は。



「やれやれ、こうも簡単に見つかるとは。お前達本当に逃げていたのか?」



思いっきり貧乏くじですね。大和さん、死んだら枕元に立ってあげますから覚悟しといてくださいよ。



「とりあえず逃げ続けましょう。私が前に出て引きつけますんで、サポートお願いします」


「オレ向きの仕事やな。任せとき!」



当人たちにとっては命を懸けた鬼ごっこが始まった。


















「で、アキナは今頃は月で頑張っているんだと思う。何ていうかこう、解るんだ」


「それでそれで!?月のお姫様はどうなったの!?」


「輝夜を狙った月の使者を千切っては投げ千切っては投げ、一人でやっつけた大和さんのおかげで無事逃げおおせることが出来たのだ!」


「すごい!大和って強いのね!!」


「そうとも!この星の平和は僕が守ったのだ!はっはっは!」



大和です。キラキラとした瞳で見つめられてしまって話を誇張してしまいました。あっはっは、仕方ないよねぇあんな眼で見つめられたら誰もやっちゃうよ。そう思うことでしか自分を保てません。と言いますか、輝夜にバレた時が怖いです。笑われること間違いなしなので。自分で撒いた種なんですけどね。まっまあ、バレなきゃいいんだよ、うん。



「いいなー。私もお外の世界が見てみたいな・・・」


「うん?レミリアは外に出たことがないの?」


「うん。お外は危険がいっぱいだからってお父様に禁止されてるの。その代わりにお父様がずっと遊んでくれてたんだけど、流石に飽きちゃった」



ふーん。あの吸血鬼も可愛い娘には敵わないのか・・・ってあれ?何か変じゃないか?ケビンさんは人が襲われているのはアルフォード・スカーレトの仕業だって言ってたよね。でも、レミリアの話では此処から出てないみたいだし・・・?



「ねぇレミリア、お父さんは最近も紅魔館から出たことないの?」


「うん、最近は特に。今度私に妹ができるの。だから赤ちゃんがお母様の中にいるって分かってからは付きっきりで、私の相手もしてくれないのよ?『メイドのカリーヌがいるから大丈夫です、それよりもレミリアに構ってあげて』ってお母様が言っても聞かないの。それに私が知る限りじゃお父様って一歩も外に出てないんじゃ・・・。私もだけど・・・。あれ?これってもしかして引き籠りってやつ?私たちってもしかして引き籠りなのかしら・・・?」



「引き籠りかどうかは別として、僕ら君のお父さんが人を襲っているって聞いて退治に来たんだけど、何か僕達誤解してたみたいだね・・・」





「それはそうだろう。旦那様は進んで人を襲うような真似は決してしない。そしてしたこともない」



ッ後!?



「そう構えるな。私はもう一度敗れた身だ、妙なマネはせん。それよりも聞きたいことがある。旦那様が人を襲ったとの噂だが詳しく聞かせてほしい」



あっあれ?なんで執事さん目覚めているの?どうみても一日は目を覚まさない一発を貰ったはずなんですけど?



「あの程度でやられるほど執事歴は短くない」



執事っていったい何なの・・・。執事っていう種族でもあるのか?


しかし、う~ん、まあ大丈夫かな?この執事も妙なマネはしないって言ってるし、僕も事態がよくのみ込めてないから情報が必要だし。



「えっと、じゃあ僕の知っていることを話しますね。


アルフォードは欧州の妖怪を統べていて、人にとって非常に脅威となっていたけど退治までには踏み切られなかった。けど最近になって紅魔館周辺で吸血鬼に襲われたと思わしき人が急増してきて、事態を重く見た騎士団は討伐を決めた。それで僕らはアルフォード・スカーレットの退治を手伝ってくれって言われて来たんだけど・・・?」



「それはないな。旦那様は此処から一歩も出ていない。そして襲った者だが、心当たりがある」


「その心は?」


「旦那様の弟君だ」



つまり襲っているのはアルフォードじゃなくてその弟ってことなのか?もう何が何だかわからないよ。

久しぶり?に二日続けて投稿します、じらいです。前書きにもあったように、一日中頭が桃色でしたwもう書けないよあんなの・・・。輝夜のターンはこれで終わりダヨ!書けと言うならネタをくれ!そして感想をくれww

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