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東方伊吹伝  作者: 大根
第七章:未来を見据えて
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兎さんいらっしゃーい



魔法使いと言う種族に人間の常識は通用しない。常識と言っても世間一般の常識や人としての矜持……なんかは人によるけど、それは魔法使い以外の人でも言えることだろう。僕が言いたいのは、魔法使いと言う種族には睡眠や食事といった、人としての生活習慣と言う点での常識が通用しないと言うことだ。捨食・捨虫の法を習得している僕にもその法則は通用する。通用するんだけど……




「元人間の僕からしてみると、この生活習慣はとって当たり前の行為。仙人みたいに腹減ったら露食ってろなんて生活はもう無理です」


「露食ってろなんて言ってませんし、ちゃんと毎日食事はとっているじゃない。何が不満なの?」


「量です。それと味です」


「私の料理が美味しくないと?」




太陽さようなら、また明日も頑張って。一日頑張ってくれた太陽にお礼を言って、さあもうすぐ晩御飯だという時間帯に僕はそう言った。いや、別に華扇さんの料理が不味いわけではないですよ? 何時も割烹着姿で調理を頑張ってくれているのも知ってるし。……でも味は薄いし量は少ないし、七日に一回は同じ料理が食卓に並ぶ繰り返しが気が遠くなるほど続いたら誰だって不満はでるってもんです。




「今日は外食してきます!」


「こらっ、勝手に――――――ああもう! まだ修行の身だって言うのに……椛!」


「お任せ下さい!」




基本的に華扇さんは折檻以外で僕に手を上げることはない。つまり正面切って闘わないってことだ。理由は知らないけど、そうしたくない何かでもあるんだろう。だから僕が逃げ出す時……今までに何回かの時は、文が塞き止め役になっていた。けど文は今ここにはいない。だから椛に頼んだのだろうけど、それは間違いだよ華扇さん!




「大和様、御戻り下さい! まだ修行は終わっておりません!」


「却下! 通してもらうよ!」


「左様ですか……なら私も実力行使で―――『椛、お座り!!』 わん! …………ハッ!?」


「はいちょっとごめんよ~」






      対椛用拘束術『お座り』






事の発端となったのは文の一言だった。



『大和さん、ちょっと椛にお座り! って言ってみてくれませんか? 私の勘だと、柔らかいお腹でもムキムキになれそうな気がするんですよ』



ニヤニヤしてそう言ってくる文だけど、その時の僕は文が何を考えているのかさっぱり分からなかった。とりあえずモノは試しか。そう思って頭の上に疑問符を浮かべている椛に向かって『お座り!』 と言ってみると、『わん!』 と元気よく返事をしてから座り込んでくれた。



……笑った。それはもう、笑い過ぎて腹が捻じ切れてしまうほど僕と文は笑い転げてしまった。当の本人は一瞬何をしたのか、させられたのかを理解出来ずにポカンとしていたが、数秒して自分のした行動に考えがいったのだろう。顔を真っ赤に、目には涙を浮かべて剣を振り回してきた。その姿があまりにも可愛らしかったので頭を撫でてあげると、これまたあやされる犬のように静かになってしまった。その姿にまた笑い転げて――――――



――――――が始まりであって、椛が忠犬と文に呼ばれてしまう一番の原因となってしまった。よって今回の『お座り!』 も椛にとっては効果抜群であり、僕は何の障害もなく華扇邸を抜け出すことが出来たのでした。






◇◆◇◆◇◆◇





~大和邸~




「いやぁー、ルーミアちゃんのご飯は美味しいねぇ。僕は涙が出ちゃうよ」


「もっと食べるのだ! もっといっぱい作って来るから、もっと食べていいんだよ!」


「うぅ……苦労を掛けるねぇ……」


「それは言わない約束だよ、おとっつぁん」


「……何だこれ、何かの芝居? とりあえず私もおかわりだ、ルーミア」


「はーい」




連絡も無しにいきなり帰ってきた僕だけど、ルーミアちゃんは温かく迎えてくれた。夜も更けて晩御飯の時間はとうに過ぎているのに、まだ食べていないと僕が言うと台所にすっ飛んで料理まで始めてくれた。……いや、もう時間が時間だから里の門は閉まっているだろうから、自分で作るしかないと思ってたんだ。別に作ってくれることを期待して帰ってきたわけじゃナイデスヨ?




「大和、醤油とってくれ」


「はい。そうだ、久しぶりにお酒でも飲もうかな……。たしかそこら辺に結界張って隠してたワインやらなんかがあったはず……」




そんなこんなで家に向かって全力で空を飛んでいる時に、見慣れた白髪を靡かせている妹紅が目に入った。本体である僕と会うのは久しぶりだったから声を掛けてみたところ、まだ夕飯を取ってないと聞いたので家まで連れてきたってわけ。本人は別に食べなくてもなんとも思わないと言ってたけど、それは人としてどうなのか!? と言って無理やり家まで引き摺りこんでやった。ご飯はしっかり食べなさい!





「ああ、酒は別にいい。飯を御馳走になるだけでも十分だ」


「そう? じゃあ僕だけ貰うね」




幻想郷に帰ってきた時に持っていたワイン、今となっては年代物です……! 保存状態は最高。なんたって魔法を使って保存してたからね。


グラスにワインを入れて口に運ぶ。懐かしいなぁ……。あの頃は紅魔館で飲んだり、騎士団の人たちと飲んだりしてたっけ。本当に懐かしいなぁ……。




「追加の料理なのか~」


「ルーミアちゃんありがとう。そうだ、一緒に飲む?」


「じゃあ頂くのだ」


「……悪い、ああ言ってなんだけど私にもくれないか? お前を見てると妙に飲みたくなって来た」


「いいよ、じゃあ今日は飲もうか!」




こうして久しぶりに帰ってきた僕は、美味しいご飯とお酒を友人たちと囲むことが出来た。ホント、華扇さんには悪いけど、今日くらいは大目に見て貰おう。






◇◆◇◆◇◆◇






「それで終わればよかったんだけどねー」


「まったくそうなのだ」




昨晩はしゃぎ過ぎたお陰で家の食材を全部切らしてしまった。今日は朝から断食気分なのか、と涙目に伝えてきたルーミアちゃんに苦笑しつつも、僕らは買い出しに里まで来ている。分身体ではなく久しぶりに面と向かって話せる相手との買い物が嬉しいのだろうか、ぴょんぴょん跳ねながら必要な物を選んでいっている。



その分身体も今日はお休み。新しくバージョンアップする為にも一度消している。パチュリーの助言もあるし、今回のは以前よりも更に性能がアップするはずだ。




難しいことはもう考えないでおこう。僕だって久しぶりの休暇だし。


……しかし目の前のこの光景は――――――



「本当に主婦みたいだね……」




野菜や魚と真剣に睨めっこをしている姿はどう見ても主婦にしか見えない。もしルーミアを知っている人がいたら、それは驚くのだろうなぁ……。だって元は僕より強いんだよ? この子。封印解けたら、次は勝てるかどうか解らないほど強いんだよ? そんな妖怪が日々の為に食材と睨めっこ。人って変わるものだと言うことが理解させられるよ。




「ご主人さま、次行くよー」




そう、人は変わっていける。ただ誰もがそれに気が付けないだけで、気が付かない内に人は変わって言っている。だから人は変わっていけるものなんだよ、紫さん――――――






◇◆◇◆◇◆◇






「いっぱい買ったね、ご主人さま」


「いや、これは買い過ぎだと思うけど。……お金は大丈夫なの?」




家を目指して空を飛ぶ僕たちの両腕の籠の中には、溢れんばかりの食材が詰まっている。日持ちするモノは少ないけれど魔法や妖術を使えば何とでもなるので、大人買いするのが僕やルーミアちゃんの生活だ。



「大丈夫だよ、最近はアリスも魔道具の作成を手伝ってくれたりしてるから」


「そうなんだ……ってちょっと、聞いてないよそんなこと。僕が偽物だってバレてない?」


「流石にバレてるんじゃないかな? アリスもかなりやり手の魔法使いだし。でも本人が何も言わないから放っているの。自分に害がないから触れないでいるんじゃないかな」




それはそれで何か悔しいような、寂しいような……。反応に困って苦笑していると、魔法の森の入口が見えてきた。もちろんその前に建っている僕の家も。




「―――ご主人さま」


「解ってる。ルーミアちゃんは荷物を頼むよ」


「……解ったよ」




……何か様子がおかしい。家の中から異様な気配が漂っている。どうやら侵入者のようだけど、僕が知っている気でも魔力でもない。感じる力にはどこか懐かしい感じはするけど……



地面に降りてゆっくりと玄関に近づいて行く。既に頭のスイッチは戦闘用に切り替えが完了している。深く、深く、より深くに精神を沈めていく。相手が何者なのかは知らない。しかし敵対するのなら容赦はしない。



玄関にまで辿り着くと、そこから見える廊下が異様に長く、また歪んでいた。―――成程、侵入者は僕と同じ幻術遣いか。小さく舌打ちしてその場にしゃがみ込んだ。正直幻術遣いとまともに闘ったことがない為にあまり自信がない……が、やるしかない。




幻術を見せられていると言うことは、既に僕は相手の領域に囚われてしまっていることを示している。ならばまずは相手の幻術を破らなければならない。視覚などの五感を惑わせる幻術を破る方法は幾つか存在するが、一番有名なのは確固たる自我を保つことだろう。同じ幻術遣いである僕にはそれがよく解っているし、相手にもそれは良く解っていることだろう。



つまり幻術を破る為には、僕が自我を保つ為に集中するしかない。それを相手は知っている。幻術返しも出来なくはないけど、相手をおびき寄せるにはこれが一番早い。何故なら―――




「やぁあああ!!」


「―――…ハッ!」




精神を深くにまで沈めた僕の制空圏は、広範囲に渡っての360度、死角の一つも無い。例え幻術で姿を消そうとも肉体そのものを消せない限り、今の僕からは逃れられはしない!



左から迫ってきた蹴りを受け止め、そのまま足を掴む。そのまま右に足をその場で回転させてやると、人体の構造的に人は左足を浮かせてでもうつ伏せの状態になる。そのまま地面に押さえつけて腕の関節を極めてやる。




「ツッ――――――!?」


「動くな。命まで取るつもりは無い」




捕まえたのは長い髪をした少女だった。ギリッと唇を噛む少女はどうにかして逃げようと、ギチギチと嫌を音を立てている間接を無視してまで拘束から逃れようとしている。




「止めた方がいい。これ以上無理をしたら腕が折れる」


「……独房に入れられて、死ぬくらいなら腕の一本くらい……ッ!!」


「わ、ちょっ……本当に折るぞ!?」


「ぅ―――あ゛あ゛ああああああああああああ!!」


「――――――ッ!」




もう折れる、そんな状態でも声を上げて逃れようとする彼女に、僕は思わず手を離してしまった。ああもう! 容赦はしないとかスイッチ切り替えたとか言ってカッコつけた癖に、相変わらず甘い奴だ! そんな自分が嫌になっちゃうよ!!



拘束から逃れた少女はすぐさま立ち上がって僕と対峙した。僕の顔を真正面から見て、驚いたように目を見開いて息を飲む。そして何かを諦めたように項垂れ、その場にしゃがみ込んでしまった。




「は……ははは……。追手はアキナさんだったってわけ……。そりゃあ簡単に私が捕まるわけだ…。それにしても、私も運がないなぁ…。よりにもよって、副隊長が相手だなんて」


「アキナ……?」


「もういいです。月から逃亡して、捕まった時点で私の負け。しかも相手がアキナさんなら尚更です。煮る焼くなり好きにして下さい。どうせ月に帰っても重罪人、むしろここで殺された方が満足できるかもしれません」




…とりあえず現状を把握してみよう。この子は家に勝手に入ってきた侵入者であって、月からの逃亡者(仮)。親愛なる妹、アキナが上司(仮) でこの子が部下(仮)。そして月からの追手がアキナと瓜二つの僕(笑)。




――――――よし、誤解を解こう。この子が何で月から逃げてきたのかは知らないけど、話はそれからだ。




「あー、ちょっと質問いいかな?」


「……どうぞ、副隊長」


「まず、僕が誰に見える?」


「誰って……アキナさんはアキナさんです」


「僕は大和だよ。アキナは僕の妹にあたるんだ。聞いたこと無い?」




再び目を見開いた彼女を見た僕は溜息を吐いてしまった。目の前の少女は間違いなく月に住んでいた過去があって、しかもアキナを知っているのならそれ程昔でもないくらい。ならこの子を廻って、また月と揉めることになる可能性があるかもしれないと思うと、頭を抱え込んでも仕方のないことだと思う。



とっくに切れたと思っていた月との縁が再び繋がった気がした。どうやら、僕はどうあっても月とは無関係ではいられないのかもしれない。







◇◆◇◆◇◆◇







「お茶なのか」


「……すいません、勝手に家に入った上にお茶まで出してもらって……」


「気にすることはないよ、勝手に家に入って来るのは君が初めてでもないから」




母さんとか母さんとか母さんとか、あと妹紅やレミリアなんかも何も言わずに入って来てたし。まぁいきなり襲いかかられたことは流石にないけど。




「まずは自己紹介をしようか。僕は伊吹大和。さっきも言った通り、一応アキナの兄ってことになってる。で、こっちの子がルーミアちゃん。僕の友達で妖怪」


「よろしくなのか」


「……月ではレイセンって呼ばれてました。えっと……」


「ん? ……ああ、大和でいいよ」


「では大和さん、と呼ばせて貰います」


「『さん』 はいらないよ?」


「いっいえ! アキナさんの兄に『さん』 を付けないなんて知られたら、アキナさんに今度こそ殺されてしまいます!!」





……アキナって、いったい何者なんだろうね。いや、僕の妹であることに変わりは無いんだけどさ。でもこの子、レイセンの狼狽ぶりを見るととんでもなく恐ろしい人に感じて仕方が無いんだけど。月から逃げてきた―――なんて言ってたけど、本当はアキナから逃げてきましたー、なんてことはないよね……?





「月から逃げてきた―――そう言ってたけど、理由は話せる?」


「…………すいません」




それにしてもこのレイセンって子、全く落ち着きが無い。いや、もしかしたら僕に怖がっているのかもしれない。聞く所アキナが苦手のようだし、目の前にアキナと同じ顔があったらそうなるのも無理無いのかもしれないけど。そんな僕に逃げた理由を話せるわけもないか……。




「いや、ならいいんだ。じゃあもう一つ質問。これからの身の振り方はどうするの? 行く宛てとかある?」


「……ないです」


「となると――――――うん、やっぱあそこしかないかぁ。ルーミアちゃん、悪いけど留守番しててくれる?」


「お任せあれ、なのだ」





月とくればあそこしかないよね。ずっと引き籠って生活している三人だ、一人くらい増えた所で返って賑やかになっていいくらいだろう。文句を言われるかもしれないけど、僕がこの子を庇い続けるのも不可能だし……。師匠たちには頑張って貰おう。




「あ、あの! いったい何の話ですか……?」


「ん? 君を預けられる適切な場所があってね、そこを紹介しようかと思って。もちろん君の意志が一番だけど」


「……何でそこまでしてくれるんですか? 私、貴方のことを多少は知ってます。そういう場所に居ましたから……。それなのに何故月に、月の民に怨みを抱いてないんですか?」




今度は僕が目を見開く番だった。僕たちの出生の秘密を知っていることにも驚きだし、今更そんなことを聞かれるなんて思ってもみなかったから。




「その質問、アキナにもしてみた?」


「そんなこと…畏れ多くて出来ませんよ……」


「初対面の僕は畏れ多くないのかと小一時間問い詰めたいところだけど、それは百歩譲って放っておくとしよう。僕としてはね、そんなことはどうでもいいんだよ。もう終わったことだし」


「終わったこと……?」


「僕は今ここで生きている。それが全てだよ。――――じゃあ行こうか、夜遅くに行くと何言われるかわかったもんじゃないからね」






◇◆◇◆◇◆◇





「それでここに連れてきた、と?」


「すいません師匠。でもこんなこと頼めるのは師匠しかいなくて」


「あわ……あわわわわっ!?!?」




なんとか日が沈む前に永遠亭に辿り着くことが出来た。周囲に張ってある結界を僕らが超えた時、僕以外の異物が混じっていることに気が着いたのだろう。師匠が弓を構えて待ち構えていた。……生きた心地がしませんでしたよ、ええ。



そして師匠にレイセンを紹介して、レイセンに師匠を紹介したところ、月の頭脳とまで呼ばれた師匠を前にレイセンは頭がオーバーヒートしてしまった。仕様が無いか、なんせ月を裏切って目下逃亡中の存在だし。むしろ月では伝説になってるかも。ちなみに僕の中では師匠は既に生きる伝説になってる。文武両道ってレベルじゃないです、この人は。





「この子は私たちにとっても御荷物にしか成り得ないのだけど。貴方もそれを理解しているでしょう?」


「そりゃあ僕だって理解してますよ。理解した上で頼んでるんです。でも今更一人や二人増えた所で変わらないじゃないですか。――――――輝夜もそう思うよね?」





視線の先、玄関からゆっくりと出てくるのは月の元お姫様。レイセンも師匠ほどではないにしろ、輝夜の名前くらいは知っていたのだろう。月でもビッグネームを誇る二人を前にあわあわ言うどころか、遂には僕の影に隠れるように引っ込んでしまった。……ううむ、掴まれた腕に二つの果実が当たっているわけですが……これは役得ですな。怯えてしまった子を振り解くなんてことを紳士である僕が出来ようか、いや出来まい。故にこれは必要なことなのですよ、ええ。





「まぁね。私としては大和も一緒に住んで貰えると嬉しいのだけど、どう? イロイロと退屈させないわよ?」


「御断り。今はそれどころじゃないからね」





今はこの感触を―――なんて冗談を言える状況じゃないからね、本当に。今の僕には先に起こるであろう全面対決のことしか考えられない。今こうしている時間ももったいない……!? し、しまったぁ!? 華扇さんの修行を抜け出してきたんだった! やばいやばいぞ大和……! 外食するって抜け出してきたのにもう二日も経とうとしている!





「よしじゃあレイセンは永遠亭に住むってことでいいよね僕は今すごく大変な用事を思い出したからもう帰るけど大丈夫安心していいよこの二人の他にもてゐって兎の妖怪がいるんだけど三人ともすごくいい人たちばかりだからじゃあ僕はもう行くけど師匠あとはよろしくおねがいしますそれでは!!」


「あ、こら大和! 泊まっていきなさいよ!!」


「や、大和さん!? 私をこんな魔境に置いてかないでください!?」




輝夜とレイセン何か言っていたようだけど全部無視して空を駆ける! 家に帰って分身造って、はやく山に帰らないと……うぅ、僕の馬鹿! なんで何時も大切なことを忘れるかなぁ!?

























「さて、抜け出した者には罰を与えなければいけませんね」



用事を済ませてから全速力で華扇邸まで帰ったけど、もちろん華扇さんは許してくれませんでした。




みょんと鈴仙を纏めて書きたかったけど所詮は無理なことだと気付いたじらいです。何でこんなに話数が多いのでしょうね…orz。自分の話を纏める力の無さに嘆く…前に、まともにプロットを考えない自分に嘆いたほうがいいですねor2



次回は絶対に妖夢。チビ妖夢です。半人判霊の外見がどれほどの早さで成長していくのかは知らないので妄想になりますが、それでもチビ妖夢です。その後に一話か二話挟んで遂に原作! 長いよ!



それではまた次回の後書きで

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