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手がかり探し


 修治はノートパソコンに刺さっていた電源ケーブルも丸めて一緒に持って行こうとしていました。

修治「このノートパソコンは古いんだ。電源が直ぐに落ちるかもしれないから、一応ケーブルを持って行かないと後々困る筈だ」


 パソコンとケーブルだけ持って直ぐに部屋から出ようとする二人に「待った」をかけたい所です。パソコンで相手の居場所が掴めなければそれで終わりなのです。もっと他の・・・・二つ目の・・・・パソコンとは別の・・・・しっかりとした手がかりが必要だと私は思っていました。


柴田「なぁ、他に調べたい事があるんだけど・・・・・悪いが二人は先に出る準備をしておいてくれないか」

 蛇島に私達の居場所がバレたかもしれないので、早川は一秒でも早くこの家を出たそうでした。何もする事がなく、修治を見つめて少しだけそわそわしているように見えました。


修治「・・・おい美恵、ここは柴田に任せて先に車に乗っとこうか。柴田、家の玄関前に車を回しとく。仮にさっきので場所がバレたとしても、こんなに早くは来ねぇだろ。まだあれから五分も経ってないぞ」

 腕時計を見ながら修治は答えました。


早川「う・・・うん、わかった。柴田、早めにね・・・」


柴田「すまん、悪いけど少しだけ待ってて」

 私は二人に親指をグッドサインを出し、一人で弟の部屋内を探し始めました。


 修治は早川を連れて、急いで部屋から出ていきました。


 私は、何かきっかけになるものは無いかととりあえず机の真ん中の引き出しを開けました。そこには筆記用具しか入っていませんでした。

 警察が何年か前に既に捜査しているのです、なにかを見つける可能性は低いです。


 何も無いか・・・・。じゃあ机の横の引き出しはどうだろう・・・・。


 一段目・・・・・・空っぽか・・・・・。



 二段目・・・・・・ノートが入っていました・・・。

 私はそのノートをパラパラっとめくりました。恐らく何か勉強していた時に使用していた物だろう。数式や、文章が書いてある。



 三段目・・・・・・



 外で修治の車のエンジン音が聞こえます。ガレージから車を出して、どうやら家を出る準備が出来たようです。


 三段目もノート・・・・・結構弟は勉強家だったんだな・・・・・・。


 私はそのノートをめくっていた時に、何か分からない違和感がありました・・・・・。



柴田「あれ・・・・・・・・・・・・・・・・・・これ・・・・・・・・・」


 弟の部屋の電気を消し、リビングの自分のトートバッグを持ち、修治の家を飛び出しました。


柴田「・・・修治!早川!お待たせ!!ごめん遅くなって!!」

修治「よし、柴田行くぞ!!」

 家の鍵を閉めて、私と修治は車に飛び乗りました。


早川「柴田!!何か見つかった?!」

 

 ブオーーン!!!

 修治は車のアクセルを思い切り吹かして、家の敷地内から勢いよく飛び出しました。

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