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固定観念


 何らかの違和感を全員が感じている雰囲気でした。どうやらその違和感は私と和歌だけではなく、その他の人間も同じ感覚でした。


修治「・・・なぁ、俺達完全に何かを見落としている事があるように思うんだが、そう思わないか?」

 修治が先に何かに感づいた様子でした。他のみんなもそれに気づいていますがなかなか口に出せずに答えが出ない状況下でした。


柴田「・・・・佐田さん、因みに他に写真はありますか?」

佐田「あるよ。・・・・これが最後の写真だ」


 そう言うと四人目の青年、最後の写真がスクリーンに映し出されました。



柴田「あ・・・・やっぱり・・・・・」

和歌「うん、思った通りね」

 

 全員無言になりました・・・・・・。むしろ最後の写真は私と和歌が反応する箇所であることは言うまでもありません。全員がそう思っています。


リュウ「どうした?こいつが・・・柴田と和歌を最後まで追っかけていた奴なんだろ?見てないぞ俺は」

乃蒼「うん、私達は見ていないね。」



柴田「・・・みんな、今全てが分かったわ。俺達を襲ったのは五人組だ」


全員「!!!!」


佐田「やはりそうだったか・・・・」

 佐田が手帳を取り出して、何か書き込んでいました。何か思いついたのでしょう。メモを取り終わった後、誰かと連絡を取り始めました。


柴田「リュウ・・・お前、俺と一緒に奴らの車見に行ったよな?」

 考え始めます。あの時の事を必死に思い出していました。するとリュウの瞳孔が開き、何か恐ろしい事を思い出した様子でした。


リュウ「・・・そうか・・・・あの助手席に乗っていたデブがこれまでの写真の中に無い!!・・・・最後の写真はデブが出て来る筈だろ?!あいつ印象的だったんだよ体格的に!!」

和歌「そうなるよね、そのリュウが今思っている太っちょが私達を最後まで追いかけていたのよ。この最後の写真の男じゃない」


柴田「四人じゃない、相手は全員で五人居たんだ」

全員「・・・五人?!四だろ?!」

柴田「あの軽自動車に居たのは四人だった。その情報があるからこそ俺達は固定観念で勝手に相手は四人組って思い込んで話を進めていたんだよ。」


 乃蒼が机に肘をついて、頬杖をつきながら更に言いました。

乃蒼「そういえば・・・その事で私一つ思い出したわ・・・・・・。そういえば柴田あんたさ、修治と一緒に旧トンネル登ったよね?・・・・その時になんかおかしなこと私達に言ってなかったっけ?」


・・・・え?・・・・・なんかあったっけ?・・・・

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