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違和感


 虫の息の相手を無理矢理首を吊らせたんじゃないかという疑いに対して反論が必要でした。


修治「俺は美恵を助けた後、美恵と一緒にいた。雨宿りする為に付近にあった木の下に居たけど、一緒にいる間はほぼほぼその場所を動いてない。」

早川「うん、私もその木から動いてない。というか怖いから一緒に居て欲しいと私から修治にお願いしたのよ。頂上まで助けが来て、人の声が聞こえたからようやく私達は動き出した。この写真の人が立ちあがったら見える位置には私達居たよね?」

修治「そう、こいつが立ちあがっていたらすぐに見える筈だ。到着した警察にもこいつの居場所は言ったけどそこに居なかったってだけのことでしょ??ナタも取り上げたし、起きたら一言立ち直れないくらいの嫌味でも言い放ってやろうかと思ったけど、その機会は残念ながら無かった。さっきの頂上の地図の位置で言うと・・・・この辺りに一本だけ雨が凌げそうな木が生えてる。現場に行ってみれば分かる。その下に二人で居たから。ほとんどが草むらだらけだからすぐ分かる。嘘はついてないぜ」

 修治はスクリーンの前に立ちあがって自分達が居た場所を説明していました。

早川「その間にリュウ達とも会わなかった」


リュウ「俺達も修治と早川には会わなかったな。乃蒼が2枚目の写真の青年を倒した後、俺は柴田と和歌を探したんだ。修治の居場所がよく分からないし、柴田が比較的近い方に居たような気がしたから。襲われた状況が分かったからみんなに伝えようと思って岩場の方に行ったんだ。でもそこには居なかった」

乃蒼「本当は二人きりの所邪魔しちゃ悪いけど、大雨の中さすがにヤってないだろうし、状況が状況だから。私はリュウに引っ張られながら岩場の方に行ったよ」

リュウ「暫く柴田と和歌を探したけどどうしても見つからないから、俺達より先にこの状況に気付いて逃げたんだと思った。・・・・そしたら崖側に一人誰か立っていた」

乃蒼「うん、人が居たね。間違いなく柴田や修治じゃなく、私達が見たことが無い人だった。また襲われると危ないと思ったから再び森の奥の方にリュウと逃げたよ」

佐田「なるほどね・・・・・」

 佐田は腕を組んで考えていました。


柴田「そもそもロープ・・・・誰も頂上まで持ってきてないので、こっちで吊らせて殺すのは不可能ですよ」

修治「誰もスマホ、財布、懐中電灯・・・・・あとハンカチくらいか・・・・それ以外の物を持って行ってない。俺の車の中にも当然ロープなんか無いし、凶器のロープの使用は不可能だな。あれだったら車の焼け跡の中探してくれてもいい。SUV車だけど、アウトドア用品みたいなもんは一切積んでないから」


佐田「彼は自分で首を吊れる状態では無かったってことを言いたいんだが、柴田君と和歌ちゃんが助けを呼んでいる間の君達の居場所が分かった」

修治「こいつ(この写真の男)は間違いなく立ち上がっては無い。俺達がそれを保証する。恐らく匍匐前進かなんかで向かって、自分らで持ってきたロープを使って自殺としか思えない」


 ・・・・・ん?・・・・・この時点で話がおかしい・・・・。

 何かがおかしいと思った私はここまでの話を整理してみた。やはりどうしても辻褄が合わない。

 違和感・・・・変な違和感がある・・・。写真の一、二、三枚の青年は全員死んでる・・・・。・・・じゃああいつの『証言』がおかしいんじゃないか・・・・。

 和歌も何かに気付いたようでゆっくりと私の方を見ました。


和歌「えいちゃん・・・・やっぱ変だよね?」

柴田「うん・・・・・和歌も俺も気づいちゃったみたいだな」

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