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写真


 私達全員、佐田に言われるがまま長机にある椅子に着席し、正面に吊るしてあったスクリーンを確認しました。

佐田「思い出したくない事だと思うけど、ごめんな。本音を言うと私も心苦しい。先ずは・・・あなた達を襲った集団の話をしたいと思う。準備は・・・いいかな??」


 私達を襲ったのは私達よりも年上の集団でした。黒い軽自動車に乗っていました。特徴は痩せ型が運転手、肥満体系の青年が助手席に乗っていました。後ろの席の二人の顔は暗がりで顔や体形は良く分かりませんでしたが、中肉中背の特に特徴がない青年だったかと私は記憶しています。顔を見れば思い出すと思います。



 スクリーンにまず「一人目の青年の写真」が映し出されました。


柴田「こいつは・・・・・確か運転手の写真だな」

リュウ「あぁ・・確かにこいつは運転手だ」

柴田「俺と和歌が元来たフェンスから逃げようとした時に、フェンスの出口を通せんぼうしてた奴なんだ」

修治「おい柴田・・・・・ということは・・・・・俺の車燃やした奴だな!・・・・弁償だ!請求しようかな!」

 全員怖がるどころか激怒していました。修治に関しては車を燃やされているのです。かなりのイラつきを感じました。


佐田「この子は残念ながら、現地で亡くなった。後ろから刺されていて、死んだ時には女性物の洋服を着ていた。これは柴田君が相手を攪乱する為に、和歌さんの服を着ている状態で見つかった」


修治「はぁ?・・・・ということは・・お前ら死人の服を着替えさせたのか?」

乃蒼「マジ?!和歌の服?!・・・・よくそこまでやったね?!」

 修治どころか全員が私達の方を向いて、この真実に驚いています。


和歌「・・・・・・・・・・・」

柴田「こうするしかなかった。和歌に相談持ち掛けて俺が決めた・・・・あの高い木を登るのにかなり時間がかかってしまうから、どうしても何かの形で時間稼ぎが必須だったんだ。俺の事は人非人と言われてもいい、どうしてもみんなを助ける気持ちが強かった。彼には悪い事したと思っているけど、こっちも必死だったんだ」

修治「・・・親族に請求しようと思ってたけど、車代請求チャラにしてやるかな。柴田よくやった。良く思いついた、お陰で全員助かったんだ、お前の行動は正しかった」


佐田「・・・・それでは柴田君、リュウ君、和歌さん、まず一人目のこの彼の写真は運転手で間違いないんだね??」

3人「間違いありません」


佐田「よし・・・わかった。これから出る写真も君達しか分からない写真が出て来るから。その写真について答えて欲しい。」


 全員スクリーンを凝視していました。

 写真を連続して出してくるということは、恐らくどこかで矛盾が出て来るのではないかと思います。私以外の仲間が起こした知らない出来事も今回のこのスクリーンで分かるかもしれません。

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