暗闇からの光
その後医者の治療を受けましたが、私は直ぐに意識を失ったようで、詳しい事はよく覚えていません。
目が覚めると私は病院のベッドの上に居ました。
起きた時にやけに全身に倦怠感が有り、フラフラしていると思ったら、40℃前後の熱が出ておりました。
今晩のこの大雨を長い間体に受け続けた事と、青年に切りつけられた右腕の傷口からばい菌が入った事が原因だと医者から言われました。恐らく何かの感染症のようでした。破傷風だと普段の日常生活ではかかりもしないような病気を併発すると聞いた事があります。しっかりとした処置と検査が必要だそうです。
母親が来てくれたのは見えましたが、まともに会話が出来ず、無事を喜ばれた後私はそのまままた眠りにつきました。母からはほんの少しだけ説教を受けたのは覚えています。
和歌は警察にちゃんと話してくれているだろうか。修治達は無事だっただろうか。あの俺達を襲った青年達は捕まっただろうか。そんな心配事ばかりが頭に浮かびます。
夕方位になっていたでしょうか、目が覚めると頭に包帯を巻いたリュウが直ぐ横の椅子に座っていました。
リュウ「・・・・・おう、起きたか、柴田。大丈夫か?」
柴田「りゅ・・・リュウ・・・・お互い大丈夫だったんだな。良かった・・・・・」
親友は少し涙ぐんでいました。
リュウ「全員無事だ。俺は・・・・やつらと取っ組み合いになって強く頭打ってしまったんだ。お前と一緒に検査入院になった。これから事情聴取みたいだ」
リュウは私の無事を確認した後に、同行していた警察官にどこかへ連れていかれました。
今頃、私以外の友人達は警察署に行って今回の出来事を話しているのでしょう。
あ・・・あと、父親もお見舞いに来ましたが、寝ている病人の私の頭を殴り、少し遅れてやってきた母親と弟に止められていました。
凄く痛かったです・・・・。
でも生きてる・・・生きてるんだよな俺・・・・・。
もし今贅沢が言えるのであれば、早く和歌に会いたいです。
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