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私と和歌の追手


 頂上へ続く階段から、物凄い勢いで降りて来る人間が居ました。そのスピード・・・・・・この山からの下山するのに慣れているのでしょうか。普段から上り下りをしているのでしょうか。


 今山を降りているのは人間とは、私と和歌が下山している姿を見られてしまったあの太っている青年でした。

 今まさに彼に追いかけられています。



太った青年「追い詰めたぞぉ!!・・・・こらぁ・・このクソガキがぁ!!・・・・・」


「・・・・・・・・・・・・・・・・」



 青年はナタを構えます。



太った青年「死ねぇええええ!!!!お前は地獄行きだ!!!!!」



 ザシュ!!!


 青年は力いっぱいナタを振り下ろしました。



太った青年「へっへっへっへ・・・・・女どこにやった?!・・・・おい!!聞いてんのか?!コラ?!女はどこ・・・・・・・。」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・」


 ザシュッ!!


 持っていたナタで更に斬り割きました、しかし全く反応がありません。


太った青年「なんだ?・・・・なに?!ふ・・・・・服だけか・・・・・くそぉっ!!俺を騙しやがったな!!あいつらマジで許さん!!2人ともぶっ殺すぅ!!」



 私が着ていたこの虹色のシャツ・・・・・階段脇の木にかけて人形、ようはカカシのように服を着させてから、和歌と急いで下山しました。逆手に取れば逃げる為のカモフラージュになると考えたのです。


 今日私は雑誌の占い通りにロペの店で購入したキラキラした虹色のようなシャツを着ていました。このシャツのおかげで修治は暗闇の中に居た私の居場所に気付き、命を助けてくれました。しかしこのシャツのせいで和歌と下山して逃げている所を階段上に居たこの太った青年に見つかってしまったのです。一度は相手に見つかりましたが、修治の助けとカモフラージュ、この良い所だけを捉えると二度このシャツに助けられたことになります。


太った青年「あの野郎!!・・・俺様を騙しやがって!!ふざけてやがるぜ!!」


 太った青年はかなりイラつきながらそこにかけてあった服を持っていたナタでズタズタにして、更に階段を勢いよく下っていきました。

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