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乃蒼


 乃蒼は察していました。女性の勘です。はじめフェンスの向こう側で彼らを見た時から、ずっと彼らの事を怪しんでいました。ずっと怪しい、何か企んでいる異様な集団だと思っていました。大丈夫そうだと言った柴田とリュウの事を100%は信じていませんでした。


 その青年が血だらけでいきなり自分の前に現れた事でもう彼女は確信しました。こいつは私達の敵であるということに。


乃蒼「・・・あぁ、なんかわかった。柴田か修治辺りとやりあったのね?」

青年「し・・・知らん!とにかくお前らを殺す!!女は犯し・・・・!!」


 バキッ!!!


 そこまで話すと乃蒼は鋭い左ストレートを顔面に繰り出して青年を思い切り殴りました。

 クリーンヒットしました。

 乃蒼はそのままファイティングポーズを取り、戦闘態勢に入ります。


青年「うわ!・・・・ひ・・・・ひ・・・・・」

 きっと鼻が折れてしまったのでしょう。青年は自分の鼻を押されて、後ろへ下がります。


青年「い・・・・いってえぇ!!」


乃蒼「あんたね!柴田や修治に勝てないのに、この私に勝てるとでも思ってるの?女を甘く見ているからそう言う事になる!」


 スタンドの状態からまわし蹴りを繰り出して、更にミゾオチを二、三発殴り、青年は完全にその場に蹲ってしまいました。


リュウ「の・・・乃蒼・・・こいつほっといて逃げよう・・・・・」

(・・・・かなり喧嘩慣れしてる・・・・・)


 逃げるように言うリュウの言葉を無視し、倒れた青年の上に乗り足を組む乃蒼・・・・完全に相手は戦意喪失しています。傍から見たら女王様です。


青年「血が止まらない・・・・・どんどん出てくる・・・・・」

 青年はとめどなく出て来る鼻血に対して恐れておりました。まさか女性の一撃で自分がやられるなんて思っても見なかった事でしょう。完全に鼻が潰れておりました。


乃蒼「それで・・・・どういうこと?なんで私達を襲ったの?」

青年「・・・俺達は死のうとしたんだ。だから集まった・・・・・でもお前らが来た・・・・」

リュウ「乃蒼・・・・・もういいだろ・・・・彼はもう・・・・・」

乃蒼「いーやダメ、聞きださなきゃダメ。それで何?・・・私達が来たから?」


青年「・・・・・童貞だから・・・・どうせ死ぬなら最後に女を犯してから死のうって・・・・」


乃蒼「っ!!!!!」

 鬼の形相で、履いていた「長い長いヒール」を青年の耳に突き刺しました。


 グサッ!!!!

青年「ぎゃあああああぁああぁぁあ!!!!!!!」

 青年の断末魔の声が響き渡りました。


乃蒼「・・・・てめぇ舐めてんのかこの野郎!!!!」

 乃蒼は更に奥にヒールを突き刺します。

青年「ぎゃああああああ!!!」


リュウ「おい!!乃蒼!!やりすぎだ!!もういい!!行こう!!」

乃蒼「犯せるもんならおかしてみなさいよ!!!!!」

リュウ「乃蒼!!!」


 リュウは慌てて乃蒼を羽交い絞めにして引っ張りました。

乃蒼「放してよ!!リュウ!!放してよ!!」

 女を舐めている・・・・ということで完全に堪忍袋の緒が切れてしまった乃蒼を青年から引きはがし、森の奥へ姿を消しました。

 女性が怒ると本当に恐ろしい。特にこの乃蒼については一度怒ると手が付けられず、喧嘩と補導で三度の停学・自習室謹慎を受けている問題児の1人でした。龍ヶ丘高校の受験に受かった事も本人はあれは奇跡だったと、そう言っていました。きっと彼女の運はその受験の時に使い果たしてしまったのでしょう。

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