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下山


 怪我を負った私は和歌に連れられて、登って来た道を戻りました。

 大雨の影響を受けて階段が滑ります。私達は滑り落ちるように階段を降りていきます。

和歌「えいちゃん!・・・フェンスに向かった方がいいかな?!」

柴田「うん!!そこしか道が無いから、とりあえずそこから国道に出ようと思う!確か最初あの軽自動車に乗ってた人数は4人!敵は4人居ることは分かってる!気を付けて進もう!!」

和歌「4人も居るんだ!うんわかったよ!!」

 急に自分の事を先輩と言った先輩の修治さんから助けを求めるという重要任務を受けた私と和歌は猛ダッシュです。右腕が不自由になった私は時に和歌に手伝ってもらいながらも、順調に山を降りていました。


 すると山のかなり上の方から大きな声が聞こえました。

太った青年「居る!!居たぞ!!あそこにいる!!見つけたぞ!!」

 山を降りている私と和歌の居場所がバレてしまいました。あの助手席に座っていた太った青年でした。

柴田「しまった!!・・・・そうか・・・・・この俺の虹色のシャツが!!これで居場所がバレるんだ!!」


 ・・・・・


 ・・・・・


 ・・・・・


和歌「えいちゃん!!前見て!!もうすぐ下山が終わるよ!広場が見えて来た!!」

柴田「よし!!急ごう!!」

 和歌は本当にスタミナがあります。もぉ何十分も全力疾走しているのにも関わらずスピードが落ちません。

和歌「・・・・うん!!」

 和歌は一瞬笑顔になりましたが、更に私を引っ張ってスピードを上げてフェンス方向に走り出しました。

 かなり走れる和歌・・・・そりゃ大学から推薦くるわ・・・・。私はもう走るのが限界で今にも吐きそうでした。

 しかし和歌に負けていられません。なんとかついていく。絶対に和歌と一緒になって逃げるんです。気持ちはそれだけです。逃げる為に走るのではありません、生きる為に走るのです。彼女と生還して、助けを呼んで、修治やリュウ達を助けて・・・・・・・全員また笑顔でいつも生活に・・・・・・






 えっ・・・・・・・・・





 フェンスの向こうに炎が見えました・・・・・。





和歌「ちょっと・・・・何あれ・・・・」


柴田「和歌・・・・あれ・・・・修治の車が・・・・・燃えてる・・・・」


和歌「えっ?!・・うそ?!・・・嘘でしょ・・・・」

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