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耳を塞いでも


 私が全員に指示を出して、耳を塞いでしゃがみ込むように言いました。身を屈めた方が安全かと思ったからです。

 修治以外の全員はその場にしゃがみこみました。



 しかし、ずっとその女性の声は消えませんでした。


 私は何者かに耳元で囁かれます。他のみんなは聞こえてるかこの声が・・・・。



 ねぇねぇ何故ここに来たの?・・・・・


 暗い場所・・・怖くないの?・・・・・・


 ここがどういう場所かわかってる来たの?・・・・・


 男女6人で旅行気分ですかぁ?・・・・・・


 今龍ヶ丘高校の生徒は自宅謹慎中じゃないの?・・・・・人が死んだんでしょう?・・・・


 もしかして、俺達を茶化しに来たのか?・・・・・・


 死にたくて死にたい奴っていると思う?・・・・・


 理由もなく死ぬと思う?・・・・・・


 ここは色んな人が自殺しているから、自分も死にやすいと思って選んだんだよ・・・・・・。


 お前達もそうなの?・・・・・


 日常の何に怯えているの?・・・・・


 本当の恐怖って何か教えてあげようか?・・・・・




柴田「わあああああああ!!!」

 囁く大きな声に耐える事が出来ず、その場で叫んでしまう私。

 横から優しく和歌が私を抱き寄せてくれました。

柴田「は・・・・和歌・・・・」

 私はあまりの恐怖に和歌を強く抱きしめました。

 霧が完全に私達を包み込みました。安全に帰れる保障はもう、ないのかもしれません。

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