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暗闇の先


 空が見えない道をどんどん進んでいくと、道の中心部分からどんどん舗装されている箇所が狭くなっていることに気付きました。舗装が剥げてきているのでしょうか。

 森の中からは獣の声が聞こえてきます。

 先頭は恐怖でしかありませんが、すぐ後ろには愛する和歌が居るので、怯えるわけにはいきません。かっこつけているわけではありませんが、何かあれば和歌を守る気持ちで居ます。

修治「しかし結構歩いたな。まだ前に何も見えないもんな?」

 修治が後ろから声をかけてきます。それに続いて早川と乃蒼も前方の私の方を見ました。

 真っ暗です。私の懐中電灯の灯りだけが目視で見えているだけで、先頭の状況としては特に何も変わっていません。

柴田「修治、前の状況はなんも変わらん。後ろは大丈夫?」

 時折そんな会話をして約15分~20分歩き続けました。


 目の前が開けてきました。重機が入る位のスペースが突然現れました。

柴田「そうか・・・・あれか・・・・・・」

 私は目の前を懐中電灯で照らしました。

 トンネル?・・・・・とでもいうのでしょうか?・・・・・


 なんとトンネルの入り口の半分くらいが瓦礫で埋まってしまっている状況でした。恐らく出口までがそのようになっているでしょう。


柴田「なんなんだこれは・・・・・・でも・・・・」

和歌「あっ確かに蛇頭ヶ丘トンネルって書いてある!!」

 和歌が上方の看板をを指さします。

柴田「ここだ・・・・・ここなんだ・・・・合ってるんだ・・・・。」


 しかしトンネル内が瓦礫で埋まっていて、トンネル中をスタスタ歩くことが出来ると思っていた私はこれ以上どうしたら良いのか分からなくなりました。完全にトンネルを見上げるだけの私達。

和歌「ここかぁ・・・・・」

乃蒼「なんか凄いね・・・・・気味が悪いわ」

 これまで元気だった乃蒼も半分顔を出している異様なトンネルの姿に圧倒されていました。


柴田「ここが有名な心霊スポット・・・・・蛇頭ヶ丘旧トンネル・・・・・・」


 するとここで、トンネルを塞ぐ瓦礫の隙間から異様な音が聞こえてくることにここで気づきました。

(なんの音だ?・・・・・・)

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