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一本道


 六人全員がフェンス内に入った事を確認し、一度駐車場を確認します。先客の車は相変わらず停車していました。停車位置は変わっていませんでした。彼らが何をしているのか結局の所、わかりませんでしたが、ここまで来てしまったからにはもう進むしかなさそうです。

 いざ道なき道を進みます。動物の鳴き声が両サイドの森の中から聞こえます。私達を誘っているのか或いは追い返そうとしているのか。


 ザザザッ!!


 猿か何かの動きに怯えています。

柴田「なんだよビビったな!」

和歌「結構動物居るわ。肝試しって過酷だなぁ」

 知らないうちに和歌が私にボディタッチをしてくれていました。なんて嬉しい事でしょう。これこそが肝試しの醍醐味なのでしょう。でも汗っこくないかなぁ・・・・。

 フェンスの方を振り返りました。さっきコンビニの雑誌で見た写真は恐らく表側の写真なのでしょうか。昼と夜とでは迫力が全く違う事が分かりました。

 今私達は悪魔が住んでいると巷から言われている場所に踏み込んだのです。



 道を進んでいくとほぼ一直線で、山などでよくあるくねくね道などはありませんでした。先頭の私が少し怖がっているくらいで、和歌より後ろのメンバーは殆ど怖がっていませんでした。とにかく先頭のポジションだけが怖い・・・・。

 先頭の私が大きな懐中電灯を持っているので後ろに歩調を合わせていましたが、怖ささえなければもっと早く進むことが出来そうです。

修治「トンネルっていうくらいだから、少し手前から見えて来るんじゃないか?もしかしてもう自殺者とか居たりしてな」

 ここにきても修治が茶化します。早川と乃蒼は笑っています。


 しかし修治の言う通り、自殺や殺人がコンスタントにこの場所で起きています。決して気を抜くこと無く、正面そして左右も目視で確認しながら私達は暗闇を進んでいきました。

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