暗闇の山道
先ほど見た光が少し不安でしたが、そのまま私達が乗る車は狭い山道を走って行きました。
確実に目的地に近づいているので、少し全員緊張していました。
和歌「なんかドキドキしてきたね」
柴田「なんかさっき見えた光って赤色っぽかったんだよね」
修治「そうなのか?じゃあ、ブレーキランプってことか?ギアをパーキングからドライブ変えて出発したのか、或いは単純に車を停める為にブレーキ踏んだのか」
修治が首を傾げます。
少し登って行くようなイメージのくねくねした山道を車は進んでいきます。両サイドの木の葉に時々接触しながらも確実に車は進んでいきました。
リュウ「おい、左手にフェンスがあるぞ」
リュウに言われるまで全員気付かなかったのですが、先程から進行方向の左手に背の高いフェンスがはってあるのが見えました。
柴田「ホントだ・・・・・ということは・・・・あの中に旧トンネルがあるのかな」
修治「おい、前が開けて来たぞ。」
山道を登り切ったのでしょうか、急に広い広場のような場所に到着しました。ここは駐車場でしょうか。或いはUターン場所でしょうか。
修治「よし、直ぐに出れるようにバック駐車しとくか」
念のために修治は旋回し、フェンス前に停車させました。
乃蒼「ちょっと待って、まだ上に登る道路があるよ!」
乃蒼が指さす方向にはまだまだ上に登る為の道路がありました。昔この道をの使用していた時の回り道でしょうか。道路の前に「立ち入り禁止」の立て札がありました。人の手が入っていることに少しだけ安心しました。
和歌「・・・・・・ねぇ・・・・ちょっと待ってよ・・・・みんな今の見えた??」
全員「え?」
和歌の言葉に全員が固まります。和歌は立て札付近を凝視しています。
早川「和歌・・・・どうしたの?・・・・・急に・・・・」
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