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コンビニで待つ男


 私は昼間のロペの忠告を思い出しながら、修治たちを待つコンビニ内で「絶対に行ってはいけない心霊スポット」の雑誌を開きました。

 一番に「蛇頭ヶ丘」の記事が載っていました。相当有名なのでしょう。必ずこの手の雑誌には載っています。


 ご丁寧に写真付きで記事が書いてありました。この記者は本当に現地まで行っているのでしょうか。信じられませんが、私はこれからこの記事に載っている写真と今夜ご対面する予定なのです。

 おどろおどろしい写真が載っていて、現在は使用されておらず、閉鎖されていると書いてありました。

 そうなると、中に入れないじゃん・・・・。しかし少し安心しました。入り口だけ見てお終いかな・・・・・・

 そんな風に私は考えていました。


 すると自分の肩を叩く人間が居ました。

 リュウです。

リュウ「柴田・・・・お前今日の服装・・・えらく派手だな(笑)」

柴田「お疲れリュウ。いや占いに書いてあったもんだからさ」

リュウ「なんだよ、結局俺が言ったことを信用してんのかよ」

 コンビニ内でリュウは笑いました。


リュウ「修治が外で待ってるぞ、早川と和歌と乃蒼のあも来てる」

 私はコンビニの外を見ると修治と乃蒼がタバコを吸いながら手を振っている姿が見えました。

 ということは和歌と早川は車の中でしょうか。


 コンビニの外に出て、修治たちと軽く挨拶を交わしました。

柴田「心霊スポットの雑誌見てたよ。ロケハンいけないから一応調べておかないと気が済まなくて性分でね」

乃蒼「なにー?柴田ってガチで怖がってんのぉ??」

 乃蒼が笑います。彼女はクラスのおバカ担当で、明るい上になんでもかんでも楽しい事に食いついてきます。今回の肝試しも一番呼び出しやすかったに違いないでしょう。

乃蒼「修治から肝試し行くって言うから本当に2秒で行くって言ったよ。みんなとこんなことなかなか出来ないからさぁ。私留年でもしたらこのメンバーとはもうどこにも行けなくなっちゃうんでしょ?修治と早川さん以外とは(笑)」

修治「馬鹿野郎、俺も一緒にしないでくれよ。俺はこのメンバーで卒業したいんだぞ。気にいってんだぞ実は」

三人「嘘つけ修治。だったらあの人がゲロ吐くくらいの乱暴運転に着き合わせたりするもんか」

 私、リュウ、乃蒼3人同時にツッコミを入れました。


 早川も一度留年していて、この高校生活は4年目になります。みんなより1つ年上。修治は5年目なのでで2つ年上でした。

修治「てか柴田、なんだよその手品師みたいなシャツは」

柴田「て・・・手品師?!・・・」

 早速本日ロペの店から購入したシャツについて総ツッコミが入ります。

 ダサい寸前スレスレのデザインです。それでも私は乙女のように占いを信じて着て来たんです。

 この判断が吉と出るか凶と出るか・・・・・。

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