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丘の噂話


ロペ「おい、今お前・・・・なんつった?」

柴田「え?・・・・じゃ・・・蛇頭ヶじゃとうがおか・・・だけど?」


ロペ「・・・・・あそこは行かない方がいいぞ。その場所の名前も呼びたくないくらいの場所だよ。てか何故柴田はそこに行くの?なんかの用事があるわけ?」


 ロペの顔が少し真顔になっていました。私もロペの顔を見て、少し緊張が走りました。何か知って居そうな顔をしていたのです。

ロペ「子どもの頃だけどな、俺の友達があそこでふざけて行方不明になったんだ。そりゃあ相当昔の話だけどな。柴田に言われるまで忘れてたんだけど、急にその名前が出てきてビックリしたじゃねぇか。」


 やはり何かしらの事件を知っていました。一時期流行ったんです。あの丘のトンネルまで行ってクラクションを鳴らしたり、肝試しイベントとして利用したり、仲間内で今回のように面白半分で行ってみたり。そういう悪い事をするのが蛇頭ヶ丘で流行っていたんです。しかし死人が出たり、肝試し後に交通事故を起こしたり、発作を起こしたり・・・・決してあの場所はポップにはなりませんでした。


ロペ「冗談抜きで絶対に行くなよ。あの場所の・・・・蛇頭ヶ丘っていう名前もうかつに出すな。・・・・たしかあそこ昔村があったんだよ。もう廃村になってんだけどな。今は変な集団の溜まり場になってるっていう噂もあるし、本当に聞くのは悪い話で、いい話は全く聞かないな。」


 様々な嘘のような噂が飛び交う心霊スポットであるという事が分かりました。

柴田「い・・・行かないよ・・・・。とりあえずおすすめの派手な服のチョイスを頼むよ。」


サラ「ロペー、柴田ー。あったよ昨日入荷したやつ!サイズ合うか分からないから、一回着てみてよ」

 サラが奥の部屋からひょこっと顔を出しています。

柴田「うん!ありがとう!そっち行くわ!」

ロペ「こりゃ出会いもんかもな、柴田」

柴田「サイズさえ合えば絶対買う!」



 しかしロペにそのような事を言われたとしても、どういう形であったとしても元カノの小日向和歌とのデートなのです。顧問に定期的に抱かれている小日向和歌との久しぶりのデートなのです。ここを逃すともう二度とそんな機会無いんだろうなと、そんな風にも思いました。


 ロペの忠告はありがたい、でももう蛇頭ヶ丘に行く事はもう決まっているんだ、ごめん。

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