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洋服屋にて


 私は、リュウのアドバイスを聞き、占い欄確認後に直ぐに行きつけの古着屋店内で派手そうなシャツを手に取りました。コンビニに待ち合せる時間に間に合わせなければいけません。


ロペ「あら?柴田じゃん。龍ヶ丘高校が学校閉鎖になったって聞いたぜ。なんか大変だったんだってな」

 洋服屋のロペという店員が私に声をかけて来てくれました。金髪で今日はオシャレなチェックのシャツを着ていました。何度もお店に行くうちに顔見知りになり、この店で会えば必ず話すようになりました。本名は恐らく違いますがが、昔から何故か周りからロペと呼ばれている為、私も親しんでそう呼んでいました。


柴田「やぁロペ、大変だったよ。・・・・実は・・・・俺の友達が死んでしまって・・・・。」

ロペ「そうだったか、やっぱりそうだったか。ニュースでは3年生が亡くなったって聞いたから、もしかしたら柴田のツレじゃないかと思ってた所だったんだよ。」


 ロペは普段の時事ニュースには全く興味が無いクセに、地元のニュースにはさすがに興味が沸いたようで確認した様子でした。


ロペ「物騒な世の中になったもんだよぁ、ホントに。」

 ロペは直ぐ置いてある棚の服を慣れた手つきで畳みながら話していました。


柴田「今日は少し派手な服が欲しくてね」

ロペ「お、イメチェン?いいねその発想。その今手に持ってるような感じの柄の服が欲しいの?上級者向けだね」

 ロペはそういうと、店内のレジ奥の部屋に案内してくれました。


ロペ「えー―――っと、昨日入ったのを並べようとしてたんだけどな・・・・。」


 店の事務所奥の服置き場から女性の声が聞こえます。

サラ「あんた昨日の入荷分ならまだこっちにあるよ。あの派手なやつ薦めたいんでしょ?・・・・おーい柴田。」

柴田「あっサラ。今日は出勤してたのか」

 彼女はサラ。ロペと一緒に洋服屋を経営しているロペの彼女です。色白で金髪に右目だけ青いです。身長が和歌よりも大きく、170センチ以上あります。祖父がアメリカの軍人で自分はクォーターだと言っていました。両親の仕事の関係で日本に来て、ロペと知り合い一緒に経営しています。

 アメリカのコネも有る為、仕入れ先には困ってないと言っていました。


 サラはバイヤーという役割で、店に並べる品物の買い付けを主に任されています。基本は出回っていて、週3くらいで店に出勤していました。


ロペ「そうそう、昨日のやつ!そっちにある?」

サラ「ロペ、私が奥で調べて来るから。柴田もゆっくりしていって」

柴田「うん、ありがとう」



 私はここで私よりも先輩のロペに蛇頭ヶ丘の事を聞いてみようと思いました。何か詳しく知っているかもしれません。


柴田「ロペ、ごめん探して貰ってる所申し訳ない。一個だけどうしても聞きたい事があってさ」

ロペ「ん?どうした?」


柴田「蛇頭ヶじゃとうがおかって知ってる?」


 え?・・・・・


 ピタ・・・・・・


 急にロペが表の洋服を畳む作業を止めました。

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