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ランニングコース到着


 TV局関係者二人組を何とかかわした四人は、山沿いのランニングコースに差し掛かっていました。

乃蒼「なんとかあの二人巻いたけどさ、いずれバレるかな?和歌以外帽子被ってないもん。顔を隠しとくべきだったかな?」

修治「最近は帽子被ってる学生もいないからな。小学生の制帽かチャリ通のヘルメットか、防寒着でフード付きジャケットを着てるのを見るくらいだ」

 後ろをしきりに気にしながら、少し心配そうな顔で話しています。


修治「とにかくこれからは、外部との余計なコミュニケーションは無しで行こう。さっきのは和歌の演技力様様だろ。俺はもう途中から走って逃げる事しか考えてなかった」

リュウ「そうだよな、どう考えて怪しいもんな・・・俺達・・・」

修治「下手したら補導されるからな、この時間帯・・・・なぁそういう事に詳しい乃蒼先生?」

乃蒼「・・・もしさ、そういう事になったら、最悪佐田さんと末広さんの名前を出して許して貰えないかな?」


リュウ「それは多分厳しいだろうな。というかやりたくない。コネがどこまで通用するか分からないし、佐田さん達に確認されるから、向こうも仕事中でかなり迷惑な話だと思うぜ。俺達の事件だけを取り扱っているわけじゃない筈だからな」

 先程は和歌が上手く話してくれたので良かったですが、もしこの場に咄嗟の判断力に長けている和歌が居なければ、走って逃げるくらいのことしか、きっとできなかったでしょう。そう考えると和歌の体育教師役は適任でした。


和歌「ランニングコースを越えると、次に住宅地になるけどベッドタウンだから静かなもんよ。誰も歩いてないから」

修治「なるほどな、だからこの道を選んだのか」


リュウ「少しペースを速めよう。ここは見通しがいいから、直ぐに位置がバレてしまう。早めに住宅街に入ってしまった方がいい。」


 ここはランニングコースというだけあって、見渡しが良く、遠くで走っている人の姿まではっきりと見えます。隠れる場所が無い為、私達がこの場に居る事は一目瞭然なのです。


 私達はランニングコースを早歩きで通過し、早い段階で住宅街へ紛れることとしました。その方が後々好都合なのです。

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