事件後の学校
私は確信しました。仲村は犯罪者になってしまいました。警察官に状況を聞かなくても良かったのですが、集まっていた人ゴミに押し出された先にたまたま、警察官が居たのです。
犯罪を犯す事を知っているのにも関わらず、私は誰にも相談せずに彼を一人にしてしまったのでした。私も犯罪者です。
いつものように寮母が居ない時間帯を見計らって西原は寮の屋上に仲村を呼び出しました。
性行為をする為に西原のズボンを下ろし、反り立つ西原のモノを咥えました。何度も何度も動かしました。
絶頂寸前の時に西原のモノを噛みちぎり、隠していた銃で西原の股間を1発、腹を3発、頭を1発、そして自分の頭を1発・・・・・・・。
やはり思った通り、仲村が持っていた銃は本物の銃でした。
この事件は瞬く間に学校中に広がり、全校集会が毎日開かれる始末。暫くの間、事件があった仲村の寮は封鎖されていました。
リュウが慌てて私の所に駆け寄ってきました。体調を崩して休んでいたのです。
リュウ「おいおい柴田、お前が休んでいる間にとんでもない事件が起きたぞ。」
柴田「あぁ・・・・知ってるよ・・・ニュースで見たよ・・・・・」
担任のるみ先生が私の顔を見るなり、呼び止めてきました。
るみ「柴田君おはよう、ちょっといいかな?・・・・病み上がりの所申し訳ないけど少し私と話さない?」
進路指導室に呼び出された私は、奥側の窓寄りの席に座らされました。
るみ「ごめんね柴田君、ちょっと聞きたい事があってね。」
柴田「・・・・はい、なんでしょう」
るみ「先日、生徒が生徒を殺す、要するに殺人事件が起きたのよ。ほら今も警察官の方が敷地内ずっと居られるでしょう」
るみ先生が指さす窓の外に複数の警察官が歩いています。時折、呼び止めて複数の生徒と会話をしているような状況でした。授業がろくに出来ていない状態である事が分かります。明日から急遽学校閉鎖が決まったようでした。
職員室も大騒ぎになっていました。
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