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裏門通り


 私達の正面には筋トレ用のトレーニングルームと見慣れていない緑色の背の高い門が見えていました。この緑色の門こそが裏門です。この広い広い敷地の正門とちょうど真反対の位置に存在しておりました。

 るみ先生から門の横にある扉のダイヤル錠の番号を聞いているので、番号を合わせて開錠し、外に出るように言われていました。


修治「この南京錠が鍵か・・・・」


 ガチャ・・・

 キィーーーー・・・・・


 聞いた番号を入力し開錠した所、蝶番についているダイヤル式南京錠が外れ、裏門通に出られるようになりました。

 後で用務員が施錠しに来るという話なので、南京錠は開けたままにしておきました。

 普段あまりにも誰も使用していないせいか、扉の建付けが悪くなっていました。


修治「よし開いたな、みんな出ようか」

 裏門通は正門側と違って人が一人も居ませんでした。まさか私達がこの門から出るとは誰も思わないでしょう。


 四人は周りを見渡しながら、和歌、リュウ、乃蒼、修治の順番で裏門通りに出ました。


和歌「えっと、補習科は・・・こっちよ」

 目立つ大通りを避けて行きたい気持ちがあった為、あらかじめ私達は歩く道を決めていました。少し遠回りをして向かうことにしていました。


 門から出て右に出て、そのまま左折すると、山沿いを走るランニングコースになっています。近隣の方や和歌のように運動部に所属している生徒がよく走っています。


和歌「ここよく走ってるんだけど、案外人目につきにくいから取材班も来ないと思う」

乃蒼「この先の公園は行った事があるから知ってる」

リュウ「ここマジで久しぶりに通るわ。こんな良いランニングコース、マジで使わないもんな帰宅部は」


修治「おい・・・みんな・・・・・」

乃蒼「あっ・・・・」

 修治の目線の先を他の三人は追います。



 ランニングコースに差し掛かろうとした時、煙草を吸っている軽装の二人組が見えました。



和歌「・・・変な動きすると怪しまれるから、全員普通通りしててね」

修治「・・・・了解、小日向先生」

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