表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
144/176

事件後の関係者達


 私は病院のベッドから目覚めると、横には刑事の佐田さんが居ました。母親の姿はありませんでした。


佐田「・・・おっ柴田君、おはよう。目が覚めたね」


 私の体の具合が少し良くなった事を聞いて、病院に来ていました。


柴田「佐田さん・・・・お陰で助かりました・・・・」


 佐田さんが突入してくれたお陰で私も和歌も助かったのです。命の恩人です。


佐田「いやいや良かったよ無事で。唯一運がよかったのは正面の自動扉が開いていた事だ。停電でフリーで中へ入れるようになっていた。もしあそこを蛇島達が封鎖していたら直ぐに突入できなかったと思う」


 分厚い自動扉のガラスが直ぐに割れるものでは無く、入り口が閉鎖されていた場合道具が必要だったそうでした。


佐田「早川さんもね、今の状態であればもうすぐ退院だ。柴田君も調子が良くなってきてるって聞いたから安心したよ」


柴田「佐田さん・・・・・ちなみにロペとサラはやっぱり捕まったんですか?」


佐田「・・・・ロペ君は修治君の車庫に不法侵入してるからね。困っている彼女の頼みだから断れなかったって警察署で言っていた。今回初めてサラさんから頼まれたと言っていた。蛇島の事も知らなかったみたいだし繋がりも今の所見つかってない。・・・・修治君からは自分の弟とサラさんの関係性を教えてくれたらロペ君を全面的に許してあげて欲しいと言ってる。ロペ君も修治君の車庫の壊した物については弁償したいって言ってる。互いに歩み寄っているから、もう少しだけ時間はかかるかもしれないけど、ロペ君に関しては釈放されるかもしれない」


柴田「サラは?・・・・・俺に停電時でも電気錠を開ける方法を教えてくれた。あれはきっとわざと分かるように俺に言ったんですよね?」


 佐田さんは少し話しにくそうに、口を開きました。


佐田「・・・・・・・・サラさんは・・・この事件以外にも蛇島関連で複数の事件に関わっていてね。・・・柴田君が友人としてそう言ったとしても、ロペ君とは違って直ぐに釈放されるのはかなり難しい・・・・。」


 やはりサラは蛇島に脅されて色々やらされてたんだ・・・・。

 サラは蛇島のサイト運営を手伝っていたと聞きました。しかし実際に現地に行き殺人を犯したわけではなさそうなので、それは本当に良かったですが・・・・。脅された時点で直ぐに警察に相談をすれば、状況は変わっていたと思われます。蛇島のせいでサラの人生は大きく変わってしまいました。

 恐らく何かを引き合いに出して、殺人を請け負う事だけは逃れていたようです。しかし今回は修治を自分の身近な人間であるロペに襲わせた・・・。逃れるためのネタがきっと尽きたんだろう・・・。



佐田「しかしあのノートの文字・・・・良く気付いたね」

柴田「初めて読んだ時、凄く違和感があったんです・・・。和歌に関してはその文字をどこで見たのかまではっきり覚えていました。修治の弟とサラがどういう関係であったのかまではわかりませんが、『PAST』の203号室に置いてあるノートと見比べて見て貰えれば間違いないです。そこにサラの名前も一緒に書いてあります」


佐田「調べた所、あのラブホテルの共同経営者としてサラの名前があった。たまたま夜の勤務で来た時に柴田君と和歌ちゃんの姿がフロントのカメラ越しに見えたらしい。実際にカメラ映像も確認した。本人としてもまさかの展開だっただろうな」



柴田「そうなんですか?!俺達は知らずにサラの領域に俺達は行ってたのか・・・知っていたら絶対に行かなかった・・・。・・・。だから蛇島に俺達の位置が伝わったのか・・・・・。そこが分からなかったところだったんですよ」

この作品が面白いと思ったらブックマークと感想をお願い致します。

広告下の☆☆☆☆☆→★★★★★評価を宜しくお願い致します。

作者のモチベーションアップになります。


作者のエイルはブログもやっております。

是非、立ち寄ってみて下さい。

https://eirblog.com/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ