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現状


 みんなが私の怪我のことを気にしてくれていました。


 その気持ちだけで嬉しいです。なので私は責任感を持ってこの怪我を直そうと思っています。



 和歌が言っているように心に傷を・・・・。


 確かにそれはそうかもしれません。自分が分かっていないだけで、少なからず精神はそういう状態になっているのかもしれません。


 和歌のメールは私達全員に対して愛情がある内容のものでしたが、私が思うに、最後の方の文面は小日向和歌(こひなたわか)のことを忘れないで欲しいということなのかもしれません。


 忘れるも何も、友人で元恋人同士の関係性があるため、忘れるはずがないような気がしたのですが。

 きっと特別が思いがあるのです、今の私達には。

 私も彼女のことを特別な存在のように思っています。




 病院では毎日のように検査や投薬を受けていますが、夜になると急に40度を越える高熱が出ることがあり、体の方はなかなか良くなりませんでした。一度高熱で失神したことがあります。


 刑事の佐田さんも末広さんも、私の体調のことを本当に気遣ってくれました。

 事件の大まかなことは和歌や乃蒼達の方から聞いているから心配しなくても良いと言っていました。


 もぉこれで治療以外のことを考えなくても良くなりました。


 学校がいよいよ始まるそうですが、あまりのゴタゴタ続きで一学期の中間テストは廃止となりました。

 夏休みも半分は授業があるそうです。


 事件のことを何一つまだ学校側に話していなかった為、当日学校に行く修治、和歌、リュウ、乃蒼は本当に長い一日になると思います。


 下手したらそのまま全員に停学通知を与えられるかもしれません。

 乃蒼に限っては過去に停学を何度も受けているため、現時点で既にレッドカードに近いオレンジカード状態です。これで退学の可能性も考えられます。


 乃蒼はもしも自分が退学になるなら学校側に何も話す必要は無いと言っていましたが、警察には呼び出されたらその都度真面目に通って全て真実を話してくれているようでした。



 みんなありがとう・・・。

 

 これで本当にゆっくり眠れる気がする・・・。



 俺は・・・自分のペースで戻ろう・・・。


 きっとこれまでがきつすぎたんだ。私は体を酷使しすぎたんだ。


 きっと怪我が治ってないまま動きすぎたんだ。

 きっとそうだ、睡眠が全てを解決してくれるはずだ。


 また戻ったらみんなに心からお礼を言おう、心からのお礼を・・・・。自分の言葉で・・・・・。

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