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安息


 救急車が到着した時に、一人の女性が連行されていました・・・・。

 細身で長身の女性でした。


 救急車に向かう私と和歌は立ち止まります。


柴田「サラ・・・・蛇島と一緒に居たのはやっぱりあんただったんだな・・・。声でなんとなく分かったよ」

サラ「柴田・・・それに和歌ちゃんも・・・・・・・・」


 サラは私達に何か言いたそうな表情を浮かべていました。謝罪なのか或いは暴言なのか、それは表情を見ただけでは分かりませんでした。サラは私達側なのか、蛇島側なのか・・・・・・。


和歌「あのノートの文字・・・・・やっぱりあなたの字だったのね・・・・」

サラ「・・・・・・・・・・・」

柴田「サラは俺にコントローラーがある事を伝えてくれた・・・・でなきゃ俺達は出られなかった。」


 その後、サラは無言でパトカーに乗せられました。


佐田「柴田君、修治君を襲ったロペ君の彼女が蛇島と一緒に居たんだね」

柴田「はい、そうです。蛇島と直接繋がりがあったのはサラです。ロペは恐らく・・・間接的に繋がっていたのではないかと思います」



 ・・・・・・・・・・



 ・・・・・・・・・・



 ・・・・・・・・・・







末広「蛇島の拠点を見つけました!場所は『PAST』から約2.5km北の児童公園下のプレハブ!!至急応援願います!!」


 末広からの無線が入りました。


佐田「了解!そのまま作業を続け、応援を待て!」



 修治は車を停めて、リュウに電話をかけます。


修治「おうリュウ。乃蒼も二人とも大丈夫か?」

リュウ「おう、こっちは大丈夫!今末広さんがプレハブの中を調べてる所だ。・・・・・やばいえげつない証拠がどんどん出て来てる。実際に見たわけじゃないけどそんな空気が離れて見てるこっちにも伝わってくる・・・。・・・・修治から連絡があったってことは、柴田も和歌も無事ってことだよな?」


修治「・・・・・そうだ。」

リュウ「そうか・・・・じゃあこれで・・・本当に終わったんだな・・・」



 ・・・・・・・・・・・


 ・・・・・・・・・・・


 ・・・・・・・・・・・




 私は気が付くと病院に居ました。

 先日怪我した右腕の治療をもう一度病院でしてもらいました。


柴田「はぁ・・・・みんな無事だったんだよな・・・・よかった・・・・」



 目が覚めた時、ちょうど病室に誰かが来た気配がした為、入り口に視線を向けます。


柴田「和歌?・・・リュウ?・・・・違うのか・・・・・」



 誰かと話したい・・・・急に話したい欲求が高まり、誰かお見舞いに来て欲しいものですが、今日の所は誰も来てくれませんでした。母親が来た形跡がありましたが姿はありませんでした。


 今日が何月何日なのか、時間は何時なのか、自分の怪我の程度はどうだったのか。みんな無事なのか、あれから何日経ったのか、それらの情報が一切無く、現状では全く分かっていませんでした。

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