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間に合った車


 私達が出てきた事で、現場は更に慌ただしくなります。

 

佐田「残りの人員でホテル全体を外から封鎖しろ!客だと言い張っても、事件があった事情聴取で全員引っ張るんだ!!」


 佐田の叫び声が無線越しに聞こえます。



 パトカー内に座っている私と和歌・・・・・。先程警察が呼んでくれた救急車を待っています・・・。


柴田「これだけ囲まれていたら・・・・もうさすがに蛇島も逃げられないだろ・・・・」

和歌「やったね・・・えいちゃん・・・・」

柴田「和歌・・・・・ありがとう・・・・守ってくれて・・・・・」

和歌「もしも、えいちゃんと立場が逆だったら、あの天井のコントローラーにさえ気づけてないよ私は・・・・・ありがとう、えいちゃん・・・・さすがだね・・・・。」



 ホテルの裏口から急発進する一台のバンがありました。




 キキキィィィーーーーーー!!!!!!



 急ブレーキを踏みます。目の前に黒いセダン車が現れます。

 


 ・・・修治の車が何とか間に合いました。



修治「おいお前!逃げれると思うなよ!!ロペを使って俺を襲おうとしただろ!?ナメてんじゃねぇぞこの野郎!!」

蛇島「お前か!!・・・何故俺がここに居るって分かった?!」


修治「赤土の空き地が先日の雨でぬかるんでたんだよ!!馬鹿みたいに足跡つけて走りやがってよ!!方向的に柴田達が居る方向に向かったのは明らかだったんだよなぁ!!・・・もぉここからは逃げられねぇぞ!!俺が止める!!」


 修治は車から降りて蛇島を鋭く睨みつけます。


蛇島「こ・・・・このまま発進して車ごと轢き殺してやってもいいんだぞ!!」


修治「やってみろよ!!・・・・・やってみろこの野郎!!!!」



 ・・・・・・・・・・


 ・・・・・・・・・・



佐田「そこまでだ!!!!動くな!!蛇島!!もぉこれ以上は逃げられないぞ!!このホテルは完全に包囲された!!」


 銃を向けた佐田、複数の警察官が修治と蛇島が居る裏口に押し寄せてきました。



佐田「お前の仲間も拘束した!!これ以上周りに恐怖を与えるな!!潔く、ここで降参しろ!!手を挙げて、バンに手を付け!!」



蛇島「・・・お前ら全員!世界の果てまで逃げても追いかけてやる!!」

修治「言ってろ、散々迷惑かけやがってこのクソボケが!!」


佐田「修治君、危ないから離れてて!!」


 警察官により蛇島は取り押さえられました。

 地面に顔を抑えつけられても叫んでいます。


蛇島「くそお!!!くそおー--!!!!・・・絶対ぶっ殺してやる!!」




警察「柴田君、救急隊が来た。パトカーから降りれるかい?」

柴田「あっはい、大丈夫です。ありがとうございます」

和歌「あの・・・私も付き添います。」



 私達の長い戦いは・・・・これで幕を閉じたのです・・・・。

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