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暗闇の大きな光


 ・・・・・・・・・・



 ・・・・・・・・・・



 ・・・・・・・・・・



 ・・・ウィーーーン!!




柴田「・・・やったぞ!!動いた!!!」


 このロックが動くような機械動作音と共に、ぼんやり光を放っていた電気錠のコントローラーは消灯しました。これで内蔵された蓄電池の残量が完全に無くなったものと思われました。

 完全手動で動かすことが出来る最後の一回だったのです。ギリギリでした。



 私は怪我など気にせずに、天井裏から飛び降りました。



柴田「和歌!!!開いた!!走れ!!表から逃げるぞ!!」

和歌「・・・・・今行く!!!」


 ガチャ!!



 扉は開かれました。



柴田「よし!!・・・・和歌早く!!急げ!!」


 


 私と和歌は転がるように廊下に飛び出しました。



私「階段か非常口だ!!先ず従業員用の階段を使おう!!奴らに回り込まれてないといいけど!!」




 暗闇の廊下で大きな光が三つ見えます。





「動くな!!!!手を挙げろ!!!」




 私達はゆっくりと振り向き・・・・・そして更にゆっくりと・・・・手を挙げました・・・・・。



柴田「・・・・・・」

和歌「・・・・・・」



佐田「・・・・柴田君と和歌さんか?・・・全員銃をおろせ!!」



 なんと廊下には刑事の佐田さんが居ました。私達の居場所を聞きつけて助けに来てくれました。



柴田「よかったぁ・・・・・」

和歌「あぁ・・・・もぉ・・・・・」



 私も和歌も泣きそうでした、緊張の糸が切れたようにその場に膝をつき、崩れ落ちました。



佐田「二人とも怪我は無いか?!」



柴田「そうだ・・・・・そうだ!!・・・・・佐田さん!!203号室に蛇島が居ます!!」

佐田「えぇ?!なんだって!?203号室前へ!!一人はこの二人を守りながら外に出てくれ!!」



 203号室の扉を蹴り開けて、佐田さんに続きもう一人の警察官が中に入っていきました。



柴田「佐田さん!!部屋の奥に連絡通路がある!!そこからあいつは職員を装った人間と一緒に入ろうとしてきた!!」



佐田「応援!!ホテル『PAST』203号室!!蛇島宗吾及びもう一名の協力者が内部にて潜伏中!!至急、応援を求む!!」



柴田「よかった・・・・」


 私は無言で和歌と抱き合いました・・・・。



 私達は警護されながら、外に出ます。ホテルの正面玄関には既に2台のパトカーがパトランプとつけて到着していました。



 警察官「君達大丈夫か?切り傷が・・・・おい!救急車呼べ!!」


 他の警官「はい!!直ちに手配します!!」


 先日縫った右手の傷口が開いていました・・・・。



 次々に無線が入ってきます。


佐田「・・・フロント奥の部屋にて妨害電波を発信する機器を発見!!この機器とブレーカー操作にて外部との通信を遮断したと思慮されます!・・・引き続き二名で内部捜索します!!」


指令「了解。相手は何らかの武器を持っている可能性が高い。くれぐれも注意し取り掛かるように」

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