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脱出手段


 電気錠は停電でも動くという事が分かっただけでも、こちらとしては助かりました。

 あの扉越しの女性がわざと『私達にそういう物がある』という事を伝えた可能性が考えられますが、この部屋を出る手段がこれで判明しました。


「絶対中に入ってやるからなぁ!!待っとけよクソガキが!!・・・くそぉ!!開けろこの野郎!!」

 和歌は必死に家具を扉に押し当てています。


和歌「えいちゃん!!もう探すのに集中して!!こいつらが入ってきたらお終いなんだから!!」



柴田「和歌・・・・・・よし分かった!!」



 じゃあ電気錠がどこと繋がっている?・・・・さっき和歌と話したよな・・・・。こっち側から開ける方法について和歌と話した事を思い出します。



 操作パネルの退出ボタンと一時退出ボタンと連動してるんだ。



 ・・・そうするとそこに!!


 私は電源の入っていないパネルが埋め込まれた戸棚を見ました。


 下部の引き出しが固定されていて、開かない状態でした。



 引き出しを思い切り引っ張ってこじ開けました。



 バキッ・・・バキバキバキ・・・・・



 壊した先にいくつものパネル配線があります。


 

 電源供給の配線とフロントと通信する配線・・・・そして電気錠のロック制御する配線がどこかにあるはずだ・・・・。


 どれがどれなのか、全てがそのまま奥の壁の中に入り込んでしまっています。


 一本一本、引っ張って調べてみる可能性がありますが、強く引っ張れば簡単に切れてしまう位細い配線でした。天井裏などで切れてしまえば、電気錠は動作しなくなり、玄関から出る方法はなくなってしまいます。


 この黒と赤の線は何となく・・・電源線っぽいな。・・・それならこっちはどうだろう?・・・



 対になっている配線を引っ張ってみます。しかし微かに壁の奥でカサカサ鳴っているだけでした。



 違う!これが駄目ならこっちの線だ!!



 もう一組の線を引っ張ります。



 すると長さがあったせいか天井で微かな音が聞こえました。



 ここから天井までいってる・・・・・。



和歌「・・・・・えいちゃん!!」



 バキッ!!!バキッ!!


 痺れを切らした蛇島は、扉を鈍器のような物で壊しにかかっていました。

 和歌が必死に耐えています。急いで見つけださないと・・・・・。




 線を動かしていくと・・・・・玄関の方に向かって音が配線が擦れているような音が鳴っている事が分かりました・・・・。



 私は慌てて、玄関に行きます。



 ・・・天井に、点検口がありました・・・・。


柴田「こ、ここか?!もしかしてここなのか?!」


 高さがある点検口・・・どうやって開けよう・・・・。この中に本当にコントローラーはあるのか?・・・・。

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