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連絡手段


 私は『ホテルPAST』の203号室にて暫く和歌とその部屋の連絡ノートを読んでいました。

和歌「・・・・このノート・・・・他に・・・おかしい箇所はなさそうね・・・・」

柴田「よし一旦、修治に連絡するよ。あいつも今自分の家に向かってるんだ。和歌は乃蒼かリュウに連絡頼める?」

和歌「うん、わかった。」


 私はポケットから携帯電話を取り出しました。



柴田「あれ?あれ?・・・・・電波が無い・・・・・圏外になってる・・・・」

和歌「あれ?そうなの?・・・あっ・・・・私のもだ・・・・・・」


 昔二人でここに来た時もそうだったのでしょうか・・・・・。


柴田「おかしいな・・・・・」

 電波が入る場所を探して部屋中を歩き回りました。

柴田「こんなに電波って悪かったっけ?ここ・・・・・」

 

 和歌も窓際の方へ行きますが、圏外の様子・・・・。


和歌「悪いは悪かったけど、こんなに圏外になるほど悪くなかったと思うけどなぁ・・・・窓が開かないわ・・・・塞がれてる・・・・・」


 私はふとベッドに目をやります。



柴田「こうなったら外線だ・・・この固定電話使おう。・・・・電波が入らないんじゃ、これを使うしかない」

和歌「そっか。それなら大丈夫ね・・・・・・」


 枕もとにあった外線の注意事項を読み、修治の携帯番号を表示させました。



柴田「外線は頭に0発信・・・・で普通に携帯電話番号を打ち込めばいいのか・・・・。その後にこのボタン・・・・・」



 私は固定電話から修治の携帯電話に電話かけました。







 ザザ・・・・・


 暫くの雑音の後・・・・



修治「・・・・・もしもし・・・・もしもし・・・・もしかして柴田か?!大丈夫か?!」

柴田「修治?!・・・・よかった!!」


 なんとか修治に連絡を取る事が出来ました。



修治「お前どこ行ってんだよ!全然連絡付かないし!・・・・さっき車庫でロペに襲われたんだ!今リュウと刑事の佐田さんも一緒だ!」

柴田「なんだって?!ロペに?・・・・・・・」


 私と和歌は目を見合わせます。


修治「家にはなんとか辿り着いたんだ。乗ろうとしていた車のタイヤがパンクしてて、おかしいと思ったら・・・・」

柴田「修治!ちょっと待って!!・・・ロペじゃない!!修治の弟や蛇島と繋がっているのはロペじゃない!!」

修治「え?・・・どういうことだ?あいつは間違いなく俺を襲ってきたぞ!!」


柴田「繋がっているのは・・・・・・」




 ・・・・・パチン!!!




 何かの大きな音と共に、部屋が急に真っ暗になりました。

 あれ?電話が・・・・・・

柴田「もしもーし!・・・・・もしもーし!!・・・・」


和歌「停電・・・・・・・なんなの?!なんなのよこれ!!」

柴田「こ・・・固定電話が使えなくなったぞ・・・・・・」




 停電・・・・・・


 こんな肝心な時に・・・・・・。なんでだ・・・・・・・。どうして・・・・・・・。



柴田「・・・・和歌・・・・・ここ出た方がいいかもしれない・・・・・全員危ない・・・・・外に出て他のみんなに連絡を取ろう!」

和歌「うん、そうだね!!机の上の荷物纏めるからね!!」



 私は携帯電話の光を使い、キョロキョロと部屋の中を見渡しました。



柴田「あっ・・・・あった!!!」


 私は部屋にあった備え付けの非常用懐中電灯を取りました。

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