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修治を襲撃した人間


 襲撃があった修治の家には数台のパトカーが集まっていました。

 そこには刑事の佐田も到着しており、現場検証をしていました。


リュウ「修治!!大丈夫か?!」

 修治から連絡を受けたリュウが修治の家に到着しました。


 一人の男が車庫内の椅子に座らされており佐田と話していました・・・・・。


修治「リュウ、報告をしただけで、警察を呼んだから来なくていいと言ったのに。」

リュウ「馬鹿野郎、お前が襲われるのは事故を含めてこれで二度目だぞ!そんな報告を無視するわけにはいかねぇよ!!俺達だけ何もせずにジッとしているわけにはいかねぇよ!!」


 リュウは乗っていた自転車を停めて、修治の家の車庫内に入り込みました。


 え?・・・・・


 ちょっと待て・・・・・なんであいつがいるんだ?・・・・・・




リュウ「・・・・・・え?・・・・蛇島じゃないの?・・・・なんであんたが・・・・・」


男性「・・・・・・・・・・・・」

 顔見知りの人間でした。


リュウ「あれ・・・ロペだろ?ロペだよな?洋服屋の・・・・・・なんで修治を襲うんだ・・・」


 修治を襲ったのは、街の洋服屋さんのロペでした。私に虹色の派手なシャツを売った男でした。


リュウ「なんでまた・・・・・・」

 煙草を吸いながら修治は話し始めます。


修治「どうもロペは脅されていたらしい。今佐田さんと話してる所だ。」


 ここで修治を襲ったという事は関係者であることは間違いないのです。一人で戻った修治を襲撃するように蛇島から指示を受けていたという考え方が濃厚です。


 だからあそこまで俺達が蛇頭ヶ丘に行く事を止めようとしていたのか・・・・・。


リュウ「こんな身近な人間まで・・・・・」


修治「どうやらわけがあるらしい。さっき話している事を聞いていたら・・・・ロペはこれまで蛇島に襲われて唯一逃げ切ったグループのうちの一人だったようだな。蛇島にバレてからというもの、きっと上手いこと使われていたんだろうな・・・奴らに・・・・。何をさせられいていたのか・・・・それは知らないが・・・・。これから分かる事だろうな・・・・」


 この地域では有名な洋服屋の社長なので、学校の生徒全員が知っている有名人と言っても過言ではありません。ロペはなんとか逃げ切った所を、後日蛇島たちに勘づかれて取り押さえられたという様子でした。逃げ切ったと言われていたカップル二人は殺され、言う事を聞くという事を約束し、ロペは蛇島に生かされていたようでした。


 しかし、今回修治に返り討ちに遭い、警察に捕まり事情聴取をされてしまっています。もう蛇島もロペには用事が無いでしょう。私達と同じように彼も追われる立場となりました。これまで下手を討たずになんとか切り抜けてきたのでしょうが、これでもうおしまいです。



修治「それより、柴田と和歌に連絡が取れない・・・・・なんでだ?」

リュウ「俺もここに向かう前に連絡したが、繋がらなかった・・・・。乃蒼が和歌の家の近くまで行ってみると言っていたけど・・・大丈夫だろうか・・・・・。」


修治「乃蒼がそっち行ったのか・・・・・ここに居るのが蛇島では無かった。危ないかもしれない・・・・一旦安全な自分の家に向かって引き上げるように伝えよう・・・・」

リュウ「よし、俺から伝えておくよ。その上で迎えに行ってくるよ」

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