車庫に来た人間
バールでの攻撃を素早くかわして、車庫内で更に殴り合いが始まりました。
修治「おらぁ!!」
繰り出したパンチを交わされ、更にバールで攻撃してきます。
まともにこのバールの攻撃を受けたら、もうひとたまりもありません。ここで死んでしまいます。自分の家の車庫で熱帯魚と共に・・・・・
「・・・殺してやるぜ・・・・・」
修治「やってみろよ・・・・・お前はそれをしにここに来たんだろう・・・・。そうか、まずは年長者の俺から殺して、他の全員を失望させる気なんだろ・・・お前は・・・・・」
強いです・・・・。こいつは強い・・・・。素早い上に力も結構強いのです。先程組み合った時に、それが分かりました。
修治「てめぇ・・・俺が帰るのを待っていたのか?」
「あぁ、待ってたさ。必ずお前はここに帰ってくる・・・・そう信じていたぜ・・・・」
ロングコートのフードを被り、マスクに眼鏡をしています。顔全体、体全体のフォルムが見えず、本当に奇妙な姿でした。
ん?・・・・・・・
おかしいです・・・ここで何かの違和感を感じました。・・確か先日事故した時・・・・・
「おらぁ!!」
バールでの攻撃をかわし、車の影に屈みながら逃げました。
飛び掛かった時に不覚にも相手のパンチを受けてしまいました。
修治「うう・・・・・・」
倒れる修治・・・・・・。
「もう終わりか??・・・・・・」
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
車の下に転がっていたスパナを思い切り相手の顔めがけてぶん投げました。
バシッ!!
「うぐっ・・・・・・」
これが相手の顔面にクリーンヒットし、相手がよろめきます。
修治「おい!もう・・・もう降参か?!こっちはこれからだぁ!!」
怯んだ相手を見て、そのまま修治は相手に飛び込みました。
飛び蹴りが見事に相手のミゾオチに入りました。
「うぐっ・・・・・・」
修治「・・・へっ・・・・大した事ねぇじゃん・・・」
そして・・・・そのままスパナを振り下ろしました・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
相手はガレージ内に崩れるようにうつ伏せになって倒れました。
修治「・・・やったか?・・・・・・クソ・・・・手間かけさせやがって・・・・」
相手は失神状態でした。ピクリとも動きません・・・。
修治「蛇島・・・てめぇ・・覚悟しろよ・・・・。探す手間が省けたわ・・・・・」
スパナを再度持ち直しました。
修治「・・・・・・・・・・・・これで終わりだ・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
沈黙が流れます・・・・。
修治は相手のフードを引きちぎるように取ります。
あれ?・・・・・・なんで?・・・・・
慌てて相手がつけていた眼鏡とマスクも取りました。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
修治「は?・・・何故お前が・・・・・ここに居るんだ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
なんで・・・・・蛇島じゃない?・・・・・・・
修治は血だらけの相手の素顔を見て、呆然とその場に立ちつくしていました。
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